「1万回転オーバーまでブン回るメカチューン仕様のホンダトゥデイが熱すぎる!」国際サーキット対応の超絶スペック

E07Aエンジンをフルメカチューン!

NAに拘るオーナーの超爽快ちびっこギャング

「ターボ化せずに、NAエンジンでどこまでいけるか」。オーナーが掲げるこのコンセプトは、ライトチューンを意味するものではない。本気のメカチューンスペックとしてサーキットを走り回れる性能をトゥデイに与えるべく、全域に手を加えているのだ。

エンジンはトゥデイに純正搭載されるE07Aをベースに、フリクション製のピストン、ライフダンク用のコンロッド、クランクシャフトなどを用いてバランス取りを行いつつ組み立てられたもの。コンピュータはEMS4424(フルコン)をセットし、最高出力は未計測とのことだが、パワーバンドは7000〜10000rpmに設定された快感仕様だ。

吸気系は、ホンダビートの純正パーツを加工して大口径化した3連スロットルをインストール。排気系もシルクロードの3-1EXマニなどでスペックアップが果たされている。

足回りも徹底的に手が入る。アッパーマウントやダンパーはS13シルビアから流用し、ナックルはライフダンクのスチール製をチョイス。ロアアームの延長加工に加え、ロールセンターの適正化まで行うなど完璧な仕上がりを誇る。車高調はレーシングギア(8kg/mm)、TRD(12kg/mm)のセットだ。

リヤアクスルは車高ダウンに合わせてオフセット加工が行われる。同時にドラムブレーキからEG6シビックのディスクブレーキを移植し、軽量化とブレーキ性能の強化を図っている。

フロントブレーキはGDフィット純正を流用してサイズアップ。制動力だけでなく初期タッチの改善にも効果があるそうだ。

足元はブラックレーシングの4スポーク、14インチにディレッツァZIIIを装着。アッパーのアジャスターとロアアームの延長によってネガティブキャンバーは4度のセッティングだ。

リヤシートや内装パーツは全て撤去して軽量化を進めつつ、ピラーバーやタワーバーを装着して剛性アップを敢行。なお、リヤサスペンションのアッパーマウントは、アルミ削り出しパーツを使ってストローク量も増やしている。

1万1000rpmまで軽快に吹け上がるチューンドエンジンの刺激は格別。ミッションは1〜3速までをトゥデイ純正、4&5速はRSマッハのクロスを組み合わせ、高回転域までキッチリ使いこなせるセッティングが施されているのだ。

●取材協力:ホンダオート岡山販売 TEL:086-277-5525

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