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フルチューンB16BにK3-450Rタービをセット!
エクステリアはアメリカ西海岸のホンダ乗りをイメージ
「アメリカ西海岸のホンダ好きが普段乗りしてそうな“ゆるい”スタイルだけど、走れば激速!」。そんな“羊の皮を被った狼”的なコンセプトで仕上げられたのが、このEG6シビックだ。手がけたのは、ホンダ車チューンを得意とする“トップフューエル”。
オーナーの理想を実現するために、エンジンは得意のターボチューンを敢行。搭載されるB16Bは、ブロック強度を引き上げるために強化スリーブを打ち込み、ピストンにはトップフューエルオリジナルの鍛造ローコンプを投入。
ちなみにオーナーはエンジンベイにも拘っていて、エンジンを降ろした際にエンジンルーム内をリペイントしているだけでなく、ハーネス類も目立たぬように引き直すなど手が込んだメイキングを敢行しているのだ。
組み合わせるタービンはブリッツのK3-450R。ワンオフEXマニを介してフルチューンB16Bとドッキングし、400psを軽く超える出力を手にしている。
重要なエンジンマネージメントには、K20A用のパワーFCを使用。必要なデータの書き換えや純正機能の制御も可能で、コストと性能のバランスの良さからの選択だ。
ブーストコントロールはHKSのEVC5が担い、最大ブースト圧は1.3キロに設定している。
ハイパワー化に合わせてインジェクターは650ccへと増量し、タービンサイズに合わせた最適な噴射量を確保している。
エンジンマウントは、アメリカの定番ブランド“HASPORT”の強化品をセレクト。これらのパーツチョイスはオーナー自身が行なっているそうだ。
クーリングチューンにも余念なし。ターボ化に伴って、アルミ製の大容量ラジエターやオイルクーラーを装備。また、過給で高まる吸気温度を安定させるために、トラストのインタークーラーを前置きでレイアウトしている。
マフラーはオーナー拘りの無限製をセレクト。しかし、トップフューエルによるとターボ仕様には完全に容量不足で、50ps近くパワーをロスしている状態なのだとか。
エクステリアはツボを抑えたメイキングが好印象。まさに、オーナーの狙ったアメリカ西海岸のストリートスタイルと言った仕上がりだ。
フロントバンパー開口部ギリギリにセットされた大型インタークーラーが、只者ではないオーラを漂わせる。
ルーフキャリアのベースラックとフェアリングは、共にアメリカを代表するアウトドアブランド“YAKIMA”の製品をチョイス。
ホイールはアメリカのAXIS製で、サイズは前後とも15インチの8.0J。サスペンションもやはりアメリカ系ブランドのスカンク2車高調(プロシリーズ)を組んでいる。
パッと見は普通に見えて、実は細部まで拘りが満載。そしてアクセル踏み込めば、爆発的なVTECターボの推進力を堪能できる。ある意味、ストリートチューンの究極系とも言える仕様だ。
●取材協力:トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL:0598-56-5880
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