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JB74シエラベースのN’s STAGE×JIMNY WORLD “Little Monster”
ワンオフショーモデルながらカットオフルーフで公認も取得済み
1億円オーバーのブラバス900クローラーの世界観をジムニーで実現させたのが、“エヌズステージ”によるフルオープンルーフの魔改造JB74型シエラ。東京オートサロン2023で展示したJB64ベースをさらに進化させたもので、Bピラーを純正にするなどで保安基準に合わせ、公認取得(オープンルーフ/2名乗車)を果たしたという。
エクステリアは“ヴァルド”のブラックバイソンボディキットでフル武装。ワイルド感の演出に一役買っている、ザラザラとした塗装は英国製の高耐久ペイント「ラプターライナー」によるものだ。ロールケージとFRPトップはワンオフスペシャル、グリルはエヌズステージオリジナルとなる。
注目のクローラ(キャタピラ)はノースウエスト特殊車両製のユニット“ハイパーデルタ”で、タイヤを外して容易に脱着できるタイプだ。
サスペンションはオーリンズ製のサブタンク付きスペシャルダンパーにJAOSスプリングの組み合わせ。ワンオフのマウントで約15cmのボディリフトアップも図られ、走破性の大幅な拡大が図られているのだ。
パワー系のカスタムもしっかりと施されていて、K15Bエンジンにはトラストターボキットとマフラーを装着。アルミ製のウォッシャータンクもエンジンルームのアクセントとなっている。
ドア周りは昨年の仕様からアクリル板が追加され、ステップもマシンイメージに合わせたパイプベースのタイプに変更されている。
車内はレカロRCSを2×2配置としているが、後席部分はヘッドクリアランス確保のためにフロアを下方オフセットしたというから恐れ入る。ただし、残念ながら4座での公道走行は不可で、車検証の定員は2名となっている。
ちなみに、エヌズステージは岩手県盛岡市を拠点に全国4店を展開する国産・輸入車の総合カーディーラーだ。ブースにはこのLittle Monsterの他にも、多数のオリジナルカスタムコンプリートマシンが展示されていた。系列のアウトドアレジャー施設では四季を通じてジムニーやバギーでオフロード体験もできるというから注目だ。
●取材協力:エヌズステージ 岩手県盛岡市三本柳12-19-1 TEL:019-637-3177
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