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サスペンションパーツ交換後はマストで調整すべし!
プロショップからの依頼もこなす足回りのスペシャリスト
足回りのカスタマイズを楽しんでいるクルマ好きは多いが、それらパーツ交換後のドライバビリティの変化はどうだろう。本当にこれが最高のセットアップなのか?など、微妙な不具合を感じつつ、そのまま乗り続けている人も少なくないのではないだろうか。
「営業先の多くが、アライメント調整を軽んじているように思えたのが起業のきっかけです」と語る“16スタジオ”の代表、菊池さん。大手ホイールメーカーの営業職として10数年勤務した後、2013年秋、現在地に4輪アライメント専門店を立ち上げた。
16スタジオがアライメント調整に使用しているツールは、“John Bean V3D X-Cel”というイメージングアライナー。超高解像度カメラとターゲット、独自のアライメントソフトウェアが、キャンバー、キャスター、トー、インクルーデッド角、スラスト角の状態を高精度で診断できる世界基準のテスターだ。
これは、アライメントの現状と修正すべき角度が直感的に把握できる測定画面。車両の前面だけでなく作業者が見やすい位置にモニターを置けるので、修正作業をしながらチェックできる。
“両支持”の箇所を修正する際は、両側同時にトルクをかけて偏りが出ないように配慮。また、修正中に何度か車両を前後させてブッシュ類の捻れをほどく作業も行うほどの拘りっぷりだ。
John Beanのターゲット(ホイールクランプ)は、構造がシンプル。ターゲット側に診断システムが入っているタイプのテスターもあるが、このモデルはシンプルな分スピーディな測定作業が可能で、ユーザーの待ち時間短縮にも貢献する。
ちなみに、中堅どころの整備工場でも車検に必要なサイドスリップテスターこそ用意しているが、4輪アライメントテスターは置いていないケースが多い。そのため、同ショップは近隣のプロショップからアライメント調整を依頼されることも多いという。
「適正値に修正するばかりで無く、例えば“ドリフトを始めたばかりなのでリヤが出やすいようにしたい”とか“フェンダーに少し被るくらいにしたい”などの要望がある場合は、それらのニーズに合わせたアライメント調整を行うこともできます」とは菊池さん。
アライメント調整料金は、よほど大きな歪みが無ければ一般的な国産車で1万5000円~、R34GT-R&R35GT-Rや一部の輸入車など調整が難しい車種でも3万5000円~(いずれも税別)。作業は1~2時間ほどで完了(要予約)するので、興味のある近県のチューニングカー乗りは問い合わせてみてはいかがだろうか。
●問い合わせ:16スタジオ 福岡県福岡市博多区月隈3-26-24 TEL:092-576-9263
【関連リンク】
16スタジオ
https://www.16studio.info