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異端すぎるスカイライン顔のハチロク!
コアサポートを追加してフェイスリフトを実行
衝撃的だ…。何と、AE86にHCR32型スカイラインのフロントフェイスを移植してしまったのである!
なぜこのようなフェイスリフトを実行したのかというと、入手したAE86が錆だらけでフロント周りに大幅なレストア作業が必要だったからだ。どう対処するか考えていた時に、たまたま安くHCR32のパーツ一式が手に入ったため、ノリと勢いで顔面スワップに踏み切ったそうだ。
エンジンルームを覗くと、そこにはコアサポートが2本…。コアサポートを切断してしまうと、車検時に強度検討が必要になってしまう。そこで、ハチロクの純正コアサポートは残しつつ、その前方にスカイラインのコアサポートを追加しているのである。なお、ノーズはエアロパーツも含めて22cmも延長されている。
また、コアサポートを追加するだけでもヘッドライト等は固定できるが、取り付け部分の強度を考えてスカイライン純正のクロスメンバーも追加。こうしておかないとライトユニットがグラついたり、ボンネットストライカーをキッチリ固定できないからだ。
車幅をスカイラインに合わせて製作されているのも、この車両のポイントだ。前述のフロントクロスメンバー類まで移植したことで、ボンネットストライカーはもちろん、HCR32用の純正や社外のボンネットなどを加工することなく利用可能。つまり、ステップアップして“GT-Rフェイス”という仕様もボルトオンで実現可能なのである。フェンダーはAE86純正とHCR32純正をニコイチで製作している。
リヤフェンダーも錆で酷い状態になっていたため、オリジン製のFRPワイドフェンダーを装着。フェンダー内の腐っていた部分はバッサリとカットして、19インチの大径ホイールまで収められるようにしている。取材時のホイールサイズは17インチの8.0J、オフセットはフロントが+34(30mmスペーサー)、リヤ+30(60mmスペーサー)だった。
ちなみに、エンジンはノーマルの4A-Gのままだ。直6エンジンを積むHCR32のボンネットを流用しているのでノーズが長くなり、フロントはスカスカ状態。これならフロントをクラッシュしてしまっても、ラジエターを破損する心配は少ないかもしれない!?
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