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重量級ハイパワースポーツに相応しいポテンシャル!
TE37ウルトラトラックエディション以上の性能と幅広いサイズ設定
カタログスペックで405ps&48.4㎏mというハイパフォーマンスな心臓部が与えられた、重量級FRスポーツのRZ34。
そんな逸材に、軽量かつ高剛性なボルクレーシングのTE37シリーズをマッチングしようとすると、19インチホイール仕様の上級グレードでは選択肢が激減。R35GT-Rなど、重量級スポーツモデルに採用される19&20インチをカバーした“TE37ウルトラ・トラックエディションII”のみとなってしまっていた。
もちろん、重量級スポーツモデルが要求するホイール性能を満たしたウルトラが、RZ34の足元を支えるのに性能不足というわけじゃない。ただ、限られたサイズ展開、ブレーキシステムのサイズアップを妨げるリバースリムがネックとなり、投入をためらっていたオーナーは多いはず。そこで注目してもらいたいのが、19インチの展開がスタートした“TE37 SAGA Sプラス”だ。
ベースとなるTE37 SAGA Sプラスを少し解説しておくと、モデルデビューは2021年1月。モータースポーツ直系の設計思想や解析技術を惜しみなく注入し、ボルクレーシング最強スペックとして世に放たれた新時代のTE37だ。新たにリリースされた19インチは、0.5J刻みで8.5J〜11Jまで6サイズを設定してきた。
スポーツホイールの要となるインナーリムは真円を保つことが重要であり、最新の解析技術を用いて強度/剛性を犠牲せずに軽量化へ繋がる角度や厚みなどを算出。見た目には分からない緩やかなアールなどのアップデートとなるが、SプラスはSAGAに比べて強度15%、剛性7%アップ(18インチ)を果たしている。
抉り込むようなセンターサークルに仕上げられていたウルトラに対し、Sプラスはサークル周囲のリブを感じさせない仕上がり。また、キャップレスでも違和感のないボア形状となっている。
スポークサイドにうっすらと走るプレスラインが、レーシングコンケイブとともに足元の深みをアピール。RZ34純正19インチ仕様の4ポットキャリパーでも、フェイス4ならクリアランスは十二分だ。
そしてシンプルな造形美に高級感を添えるのが、レイズが誇る特許技術「A.M.T.」で刻み込まれたロゴだ。応力分散など計算尽くしで注がれた緩やかなアールへ上質なメタルテイストが冴える。
ウルトラのサイズ展開でRZ34にマッチングするなら、フロントは9.5Jプラス22×19インチでフェイス3、リヤは10.5Jプラス22×19でフェイス4となる。一方のSプラスでは、フロントが9.5J×19+15、リヤが10.5J×19+15がマッチングでき、前後フェイス4で圧巻の深みを放つことが可能だ。
RZ34を筆頭に19インチ履きがターゲットとなる国産スポーツカー。そして、早くから大口径化が進められてきたインポートスポーツカーにとって、サイズ拡充を果たしたSプラスが頼もしい存在となることは確実。
アダルトな足元を魅せるダイヤモンドダークガンメタ、コンペティションなオーラを漂わせるブロンズともに、19インチのスポーツホイールにSプラス旋風が吹き荒れることは間違いない。
製品仕様
VOLK RACING TE37 SAGA S-plus
価格:11万5500円〜12万6500円
サイズ:19×8.5J〜19×11J
カラー:ダイヤモンドダークガンメタ/ブロンズ
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-0019
【関連リンク】
レイズ
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レイズエンジニアリング
http://rayseng.co.jp/