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AE111N型カローラスパシオでここまでやるか!
闘うミニバンを体現したサーキット対応のカロスパ
トヨタがかつて販売していたミニバン、AE111N型カローラスパシオをベースにしたチューンドの登場だ。AE111Nという型式からレビン&トレノを連想してしまうが、搭載されているエンジンは4A-GEではなく4A-FE。ミッションも4速ATの設定しか存在しない。
そこでオーナーは、“闘うミニバン”を目指してチューニングを開始。まずエンジンは、同型の4A-GEへのスワップを自らの手で敢行。エンジン本体も、戸田レーシングの82φハイコンプピストンや東名パワードのポンカムを組み込み、本格的なメカチューンスペックを作り上げている。
その他、フジツボのEXマニやAE101用を加工したST.MAYショットガンマフラーをインストールするなど、吸排気系もブラッシュアップ済みだ。
足回りはバーディークラブのプロスペックダンパーを軸に構築し、スポーツ走行に対応したフットワーク性能を実現。ブレーキ容量も、ST205用の対向キャリパーとBLレガシィ用ローターの流用によって強化されている。
ホイールは16インチのエンケイRP01。サイズはフロントが8.0J+38、リヤが7.0J+35。組み合わされるタイヤはアドバンA050だ。
インテリアでのトピックは、やはりマニュアルミッションへの換装だろう。ミッション本体はAE101などに使用されている6速(C160型)をチョイス。ダッシュボード上には追加メーターを並べてチューンド指数をアップ。ステアリングはMOMOのコマンド2ブルーだ。
エクステリアもオーナーのDIY精神が炸裂。フロントバンパーはカローラスパシオ後期をベースに、S14シルビア後期の社外バンパーをドッキング。ボンネットも純正加工でダクトを追加している。
リヤウイングは既製品のGTウイングをベースにワンオフでステーを製作。リヤハッチから立ち上げるバーチカル形状とし、強烈なダウンフォースを発生させる。
サーキット走行をメインターゲットに進化を続けるカローラスパシオ。今後はターボキットの装着など、さらに過激さを増すメニューが控えているというから楽しみだ。(OPTION CARAVANより抜粋)