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実用性を重視したディーゼル仕様車ベースのカスタム!
MTの「操る楽しさ」を味わいながら実燃費は驚異の20km/Lオーバー
トヨタのディーゼルエンジン1NDに関わる仕事をしていたこともあり、これを搭載するサクシードをマイカーに選んだというオーナー。1年落ちの中古車を手に入れて以来、これひと筋というベテランだ。
「通勤や家族旅行に使っています。荷台をフラットにすれば、布団がそのまま引けるので助かっています。夜中に嫁と子供を後ろで寝かせて目的地を目指すこともあるし、車中泊にも便利ですよ」と、その魅力を語る。
1.4Lディーゼルターボとなる1NZユニットは最高出力72ps、最大トルク17.3kgmを発揮。低速トルクが太く、鋭い加速を見せてくれる。ただし、2~3年しか販売されていなかったモデルのため、中古車市場での流通量は少なめのとのことだ。気になる実燃費は、21km/L前後とかなり優秀。しかも、ディーゼルターボは低中回転がトルクフルで扱いやすいというのもお気に入りのポイント。マニュアル車だからドライビングも楽しめるのだ。
ホイールはLORBER(7.0J×15+38)、車高はZOOMのスプリングを装着して程よくローダウンしている。
ホワイト好きなオーナー、ステアリングはカー用品店で入手した320φに交換。シフトノブは運転席側に寄せられるタイプへと変更されている。また、センターコンソールにテーブルを設けるなど、実用性重視の内装メイクだ。
ピボットのタコメーターはあえてズラしてマウントすることで、回転数を把握しやすくした。また、ETCユニットはダッシュボード裏に隠し、手元のスイッチでオン/オフ操作できるようにしているそうだ。
外装はノーマルだが、実はBMW純正のアルピンホワイトにオールペンされていたりもする。モール類も取り外してオールペンした甲斐もあり、新車さながらの美しさを誇る。その際に、グリルをシルバーに変更することで精悍さも手に入れた。
取材当日は現場に家族連れで現れたオーナー。こうした快適性を損ねない範囲でのクルマいじりが、家族の理解を得られる秘訣なのかもしれない。