「ハチロクといつまでも」これから10年付き合うためのAE86リフレッシュ&チューニング術!

長く楽しめる仕様をテーマに無駄なく仕上げたチューンドハチロク!

トラブルフリーのポイントは5バルブ4A-G化

群馬県の“ガレージインフィニティ”は、オイル交換からアライメント調整、エンジンO/Hやボディチューンまで幅広くこなす。その手腕を頼り、様々な国産スポーツが集まるが、中でも注力しているのがハチロクだ。ここ数年、増えてきたエンジンリフレッシュの依頼に対し、5バルブ4A-Gの換装を勧めることが多いとか。

「メカチューンで出力を稼ごうとなると、それなりの出費を覚悟しなければなりません。でも、5バルブならAE101用で160ps、АE111用なら165psと意外にパワフルだし、何よりノーマルなので簡単には壊れないのも魅力ですよね」と市川代表。

TODAのハイカムを組込んだくらいというこの仕様では、レブリミットを8500rpmに設定。
5バルブエンジンごと移植。純正4連スロットルには、独立タイプのエアクリーナーを追加している。

ここで紹介するレビンも、5バルブ4А-Gに載せ換えた車両。オリジナルの4-2-1EXマニや戸田レーシングのハイカムまで導入することで、ドリフトの追走でもハイパワーターボ車を追い回せるほどの戦闘力を誇るそうだ。

最新のフルコンが登場する中でも、AE86チューンにおいてフリーダムはまだまだ現役だ。

エンジンマネージメントには定番フルコンのフリーダムを仕様。「純正4スロ仕様の5バルブ4A-Gは、ECUチューンでさらにレスポンスが良くなります。レブリミットの8500rpmまで気持ち良く回るので、十分に楽しめますよ」とのこと。

トラストから今も販売されているAE86用の10段オイルクーラーキット。

冷却系チューンにも手が入る。油温の安定に貢献するオイルクーラーにはトラスト製を装着するが、最近ではHPI製のサイドタンク式コアを使用することも多いという。油温は120度を超えるとオイル性能の維持が難しくなるので、ハードに走るなら装着すべし。

鉄板補強とスポット増しでボディ剛性アップとリフレッシュを行なっている。

また「あと10年は気持ち良く乗れる仕様」をテーマに作り込んだというこのレビンは、ボディチューンにも着手。ストラットタワーとバルクヘッドの間に鉄板を追加し、さらにドアの開口部にスポット増しを施すなど、負担が大きい部分を中心に補強を行なってボディ剛性を高める。EXマニ周辺には遮熱処理も実施する。

エアコンやオーディオ装備で気軽に楽しめる仕様とされている。

ステアリングはナルディ。後はセンターコンソールに追加メーターを埋め込んだくらいと、シンプルにまとめたコクピットはコンディションも良好。エアコン&オーディオ付きなので街乗りも苦にならない。旧車のハチロクと、これからも長く付き合っていきたいというオーナーのお手本に相応しいデモカーだ。

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●取材協力:ガレージインフィニティ 群馬県渋川市半田3120-4 TEL:0279-22-5606

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【関連リンク】
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http://infinity2001.jp/

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