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発売は2022年9月末か!?
524万円から購入可能な絶好のチューニングベース!
ついに正式発表された新型フェアレディZの車両価格とグレード構成。グレードの展開は先代モデル(Z34型)を踏襲する形となっているが、WEB OPTIONが注目するのは、やはりベースグレード(6速MT/9速AT)だ。
税抜476万5000円(税込524万1500円)と、ライバルとなるGRスープラの2.0Lエントリーモデル(税込499万5000円)と同レベルのプライスを実現しているのだ。
発売後は、歴代モデル以上のスピードでチューニングが進んでいくことが予想されている新型フェアレディZ。その大きな理由のひとつがパワーユニットだ。新型Zが搭載するエンジンはVR30DDTT型で、これはスカイライン400Rに採用された3.0LのV6ツインターボそのもの。最高出力も405㎰/48.4kgmと変化がないことから、タービンや補機類の構成はイコールと考えていい。
もちろんノーマル状態でも十分パワフルなのだが、このエンジンの凄さは異常なまでのチューニング適合度の高さにある。
デリバリー直後にスカイライン400Rをデモカーとして導入し、新世代3.0Lターボエンジンの可能性を追求し続けている“フェニックスパワー”の横山代表は語る。「VR30DDTTのポテンシャルは凄いですよ。ライトなECUチューンのみで簡単に500ps超えるんですから」。
その言葉に嘘偽りはなく、同ショップのテストでは、エンドマフラー+ECUチューンという初歩的なチューニングアプローチで539.17ps&85.61kgmを実測(ダイナパック計測)で記録しているのだ。
「ECUにはタービン回転などのパラメーターもあって、一筋縄ではいかない部分がありましたね。最大ブーストは1.45キロの設定ですが、この辺がストリート仕様のベストって感じです。ここから先はタービン交換の領域になりますが、必要ないです(笑) めちゃくちゃ速いですから」(横山代表)。
新型フェアレディZの発売日はまだ公表されていない(9月末という噂があるが…)が、それも近いうちに判明するだろう。FRターボ+6速MTというパッケージは今や貴重だ。チューニングシーンを再び活性化させる存在として、センセーショナルなデビューに期待したい。
●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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