目次
FUELFESTのショーカーエリアに潜入!
2022年8月11日。2000台のカスタムカーと、3万人を飲み込んだ富士スピードウェイは、グラチャン全盛期を彷彿とさせる異常な盛り上がりに包まれた。FUELFEST JAPAN。このアメリカ生まれのカーフェスは、一発目にして日本のカスタムカルチャーを掌握したのである。ここでは、そんな大規模イベントのショーカーエリアでとくに目を惹いたユーザーチューンド達を紹介していく。
日産・シルビア
240Z風のオーバーフェンダーが目を引くS13シルビア。パツパツに収まった15インチホイールはBBSのリバレルと思われる。強烈な低さだが、下回りを覗いたかぎりシャコタン対策はしっかりと施されていた。シンプルなエアロワークを含め、オーナーの拘りが強く感じられるチューンドだ。
日産・スカイラインGT-R
ボルクレーシングTE37Vやブレンボキャリパーをカラーチェンジして全体をモノトーン化。そこにオートセレクト製デビルリップスポイラー等のカーボンパーツを投入することで、より引き締まったエクステリアに導いている。シンプル&クリーンなメイキングが光るBCNR33だ。
スバル・インプレッサWRX STI
トラックスタンス的な雰囲気が漂うGRB型インプレッサ。小ぶりなオーバーフェンダーとボルクレーシングTE37Vのコンビネーションがレーシーだ。タイヤはプロクセスR888を組み込む。室内も2シーター化してホワイトカラーのクロスバー付きロールケージを這わすなど、全方位に渡って隙のない仕上がりを誇るチューンドだ。
日産・スカイライン
ECR33型スカイラインセダンをベースにした本気のドリドレ仕様。鉄板溶接フェンダーを軸にしたワイドシルエットは美しいの一言。実はエンジンも2.7L仕様のRB26DETTが換装されていたりする。チューニングベースとしてはマイナーなモデルだが、作り手のやる気次第ではGT-R以上のカッコ良さを手にすることもできる。それを証明してくれるような1台だ。
スバル・インプレッサWRX STI
ワンオフと思われる強烈なブリスターフェンダーでキメたGRB型インプレッサ。グレーのボディカラーとブラックのボルクレーシングTE37サーガSプラスのマッチングも好印象だ。インプレッサのワイドボディというとWRC仕様が想起されるが、それらとは全く異なる方向性のデザインでオンリーワンのオーラを放っていた。
PHOTO:土屋勇人(Hayato TSUCHIYA)
●取材イベント:FUELFEST JAPAN 2022