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HKS 3SXマフラーで超快適な日常性まで確保!
隙のないGT-R街乗りブーストアップ仕様
このR35GT-Rは、かつては実力派ショップ“アートテック花塚”のデモカーとして活躍し、現在はユーザーカーとなっているチューンドだ。元デモカーと聞くとハードな仕様を想像してしまうが、実際は完全街乗り仕様で、内装もレッド系のレザーで張り替えるなどラグジュアリーな要素を追加しているほど。
エンジンルームを覗くと、バフ掛け仕上げのHKSサージタンクやアルミパイピングによりフルチューンスペックに見えるが、仕様は純正タービンのブーストアップ。オリジナルECUを駆使し、最大ブースト圧1.25キロで最高出力は620ps/88kgmを発揮する。
インタークーラーは1000psも許容するHKSのGT1000インタークーラーを装備。後のステップアップまで見越したパーツチョイスだ。
エキゾーストマフラーは異径3本出しテールが特徴のHKS 3SX。フルストレート並みの排気効率を誇りつつ、可変バルブ機構によってステージ1(バルブ閉)ではノーマル同等の音量にまで抑えることができる逸品だ。この選択からも街乗りを強く意識していることが分かる。
車高調はリーズナブルなブリッツZZ-R(F18kg/mm R12kg/mm)。ホイール&タイヤは、ハーフマットカラーが渋いアドバンレーシングRSII(F9.5J×20 R11J×20)にポテンザRE-71Rという組み合わせ。トップシークレットのワイドフェンダーにより、フロントにもワイドな285サイズを投入している。
インテリアはダッシュボードからドア内張など全てをレッド系のレザーで張り替え、ラグジュアリー感を増強。ステアリングはRH9オリジナル、シートは運転席のみレカロのSR7に変更している。
エクステリアは美しいリヤウイングを含めて、全てトップシークレット製のエアロパーツで統一している。
「ノーマルエンジン&タービンでも、インタークーラーやサージタンクなど補機類の能力を高めてしっかりとECUセッティングをすることでパフォーマンスの向上が可能になりますよ」とは、アートテック花塚の花塚代表。
やりすぎず、やらなさすぎず。R35GT-Rストリートスペックのお手本のようなチューンドだ。
●取材協力:アートテック花塚 栃木県那須塩原市上厚崎324-8 TEL:0287-62-3218
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アートテック花塚
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