「現行ジムニーで楽しむ等身大のDIYカスタムカーライフ」車高アップで悪路走行に対応!

車高アップ&オフロードタイヤで走破性向上!

追加ライトは夜間走行には必須の装備

現行モデルの発売と同時にJB74型シエラのJCをオーダーし、JB23型から乗り替えたというオーナー。

当初は普通に街乗りするだけの予定だったものの、ジムニー仲間に誘われてチャレンジした山道や林道などの悪路走行で気持ちが一変。走破性を高めるためのチューニング&カスタムをスタートさせたのだ。

3インチアップの車高とオフロードタイヤが只者ならぬ雰囲気を醸すエクステリア。アルミ製ルーフキャリアには、トラブル時に役立つスタックリカバリーラダーとスコップを搭載している。

エンブレムレスのフロントグリルはオーナーのDIY作品。「純正グリルをもう一個用意して切った貼ったしたニコイチです」とのこと。仕上げは缶スプレーのチッピング塗装とし、ウインカーランプにはスモークフィルムを貼ってトーンを下げている。

フロントバンパーは純正のアンダー部をカットした上で、JB23用のガードをセット。ナンバー上部に確認できるのは汎用LEDライトで、その裏側にはCLリンクの電動ウインチを設置している。

悪路走行に欠かせないシュノーケルはネット通販で購入。フロントウインドウ上部に設置されたLEDバーライトは夜間走行時に威力を発揮するアイテムだ。

ホイールはレッドラインクラフトのマッドウォーリア5(5.5J×16±0)。タイヤは「ジオランダーが定番なんですけど、最近増えているオープンカントリーを試したくて…」と、トーヨータイヤのオープンカントリーM/T(245/75-16)をチョイスした。

スペアタイヤの後方に設置されている物体は、「車高を上げたクルマには必須です」というハイリフト車用のジャッキだ。

車高はマスターピースのサスペンションキットで3インチ(約76mm)ほどアップしているが、フロントはショックが抜けてしまったためタニグチ製に変更。デフはロック機構を持たないオープンデフのままだが、とくに問題はないそうだ。マフラーはウィルズウィン製で、ヒッチメンバーはランクル用を流用している。

室内はノーマルライクなメイキング。スタータースイッチの下にはLEDライト用のトグルスイッチを追加。また、山間部では携帯電話の電波が無くなることも多いという理由で無線機も常備している。

この日は車両購入店で知り合ったというジムニー仲間とともに、富山県からはるばる遠征して“ジムニー那須フェス”に参加したそう。カスタムベースとしてこれ以上無いほどの好素材と言えるジムニー、そのメリットを存分に活かしたカーライフは羨ましい限りだ。

●取材イベント:ジムニー那須フェス2021
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO

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