目次
エアサス業界の革命児“エアフォース”が勢力拡大中
車検対応&車種専用のボルトオン設計を実現
ひと昔前なら、汎用パーツを組み合わせたカスタムフィットによる装着がスタンダードだったエアサスペンション。そのため、選ぶユニットや取り付けショップのスキルによっては、乗り心地や車高セッティングなどの差が顕著に生まれ、実用性を損なってしまうパターンも多く見受けられた。
結果として車高は自由に上下させられるが、あくまでもショーカーなど割り切ったユーザー向けの装備として一般人にとってはハードルが高かったのも事実。
そんなエアサスに革命をもたらしたのが“エアフォース”だ。車種別に設計される完全ボルトオンキットとして取り付けスキルによる性能差を埋め、同時に乗り心地まで改善することでエアサス導入に対するハードルを一気に下げてくれた。
ちなみに、エアフォースは世界中のカスタム先進国で幅広く展開するグローバルブランド。日本ではエアーサスペンションジャパンが総代理を務め、主に日本車へのマッチングを推進している。
車種別設計はマウントやブラケットの成型はもちろん、エアバッグやダンパーのセッティングなどから全てを専用化。だからこそ、完全ボルトオン設計で公認取得も手軽に行えるわけだ。
もちろん、使用するユニットも信頼性に優れた最新技術を投入。より多彩な車種にマッチングさせるようにエアバッグ形状も進化しているし、何よりも旧来はアナログ操作で行われていた車高調整をデジタルユニットによってワンタッチで制御できるのが特徴だ。
製品は大きく4つに分類され、最もリーズナブルなエントリーモデルとして用意されるのが“ベーシック(47万円)”。電磁バルブを持たない旧来通りのアナログ仕様ではあるが、後からデジタル制御へとアップデートすることも可能だ。
ベーシックの進化版となるのが、この“ラグジュアリーキット(55万円)”。電磁バルブ制御を採用し、付属の小型リモコンで車高調整が可能だ。なお、ベーシックとラグジュアリーキットは、4輪独立での車高コントロールはできず、シンプルな前後独立制御方式を採用している。
上位モデルに位置する“スーパーパフォーマンスキット(70万円)”は、4輪独立制御の電磁バルブと空気圧を検出するデジタルプレッシャーセンサーを一体化したユニットが与えられたモデル。エア圧をモニタリングしながら任意で設定した車高に自動調整を行なってくれる優れものだ。
ハイトセンサーを備えることで、常に一定車高をキープすることができるハイエンドモデルが“ゴールドキット(78万円)”。スーパーパフォーマンスキット同様に、4輪独立制御によってより緻密な調整が可能だ。
また、エアフォースのキットは、全てフルタップ式車高調整機構と減衰力調整機構を搭載している点も見逃せない。走行車高は好みの乗り味の空気圧(=硬さ)に設定した上で、その状態で車高が低すぎたらフルタップ車高調で上げる…といった設定が可能なのだ。減衰力も合わせてセッティングが決まると、ストリートでのスポーツ走行であれば充分に攻めた走りに対応してくれるのである。
車検もキットには公認申請書類(強度計算書)が付属しているので心配なし。停車時に限界まで車高が落とせて、走行時には瞬時に車高が上げられる。シャコタンを極めたいなら次世代エアサスの導入は絶対アリな選択肢だ。
問い合わせ:エアーサスペンションジャパン TEL:0467-50-2000/取材協力:リスペクトオートカスタム TEL:059-235-0065
【関連リンク】
エアーサスペンションジャパン
http://www.airforce-sus.jp
リスペクトオートカスタム