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早くもファーストステップパーツがスタンバイ!
新型S4ベースで作る新世代ボクサースポーツ
メイド・イン・ジャパンのクオリティに拘り、そのクルマが持つ最高のドライビングパフォーマンスを引き出すためのチャレンジを続けている“HKS”。世界からも高い評価と信頼を集める総合パーツブランドとして多くの車種を手掛けているが、中でも注力しているのが、スバルのボクサーエンジン搭載車。
GDB型インプレッサWRX STIからスタートした独自のチューンプログラム”BB Tune(=BOXER’s BALANCE TUNING)”は、4代目WRXのVA系でさらに独自の視点で英知を結集したステップアップチューニングプログラム”BBi tune”へと進化してきた。
そうした長年に渡るスバルスポーツモデルで積み重ねてきた経験とデータを生かして、開発をスタートさせたのがWRXシリーズの最新モデルであるVBH型S4。テスト車として導入されたSTIスポーツRとともに、リリースに向けてテスト中のパーツをWEB OPTIONのために公開してくれたのだ。
第一弾としてリリースを予定しているのは、まず究極の乗り心地とハンドリング性能を追求した「ハイパーマックスS」だ。
ハイパーマックスSは、ハイパーマックスMAX IV GTの後継として7年ぶりの大幅進化を果たしたモデルだ。20スペックに採用したPVS(プリロードバルブシステム)の進化バージョンにあたる、デュアルPVSを実装しているのがコア技術。
これは、バルブシムにプリロードをかけることで、ピストンスピードが遅い微低速域からしっかりと減衰力を立ち上げ、逆にハイスピード域では過度な減衰をカットするという独自技術なのだが、その特性をより伸ばした仕様になっているのだ。
デモカーに装着されているのは試作品で、リリースまでにロアブラケットの長さなどが変更となる予定。現状のスプリングレートはフロント7kg/mm、リヤ6kg/mmで、今後さらにテストを重ねてベストを探っていくことになる。
電子制御ダンパーを装備しているSTIグレードでは、車高調に交換するとメーター内にワーニングランプが点灯してしまうため、その対応として専用のキャンセラーもしっかり用意している。
アッパーマウントは、強化ゴムタイプを採用予定。純正よりも適度に引き締めるゴム硬度設定により、ボディの細かい振動を吸収してしなやかな走りを実現する。
推奨車高(出荷状態)でのスタイリングがこちら。ノーマル車高比でフロントがマイナス29mm、リヤがマイナス32mmの設定となっている。車高ダウンの最大値はフロントがマイナス48mm、リヤがマイナス74mmだ。
もちろん、パワーチューニングも進めている。ファーストステップのエキゾーストシステムには、リヤビューのアクセントとなるようなデザイン面への拘りに加え、消音材にAdvantexグラスウールを採用するなどアフターマフラーとしての性能も徹底追及した名作「リーガマックスプレミアム」を用意。排圧低減効果によるトルク感とレスポンスの向上に加え、音量は抑えながらこもりのないサウンド調律が施される。
ECUには一切手をつけず、車両の圧力センサーと圧力センサーハーネスの間にカプラーオンで割り込み接続するだけでブーストアップを実現する「パワーエディター」も開発中だ。まだテスト段階にも関わらず、すでに約30psのパワーアップを実現しているというから恐れ入る。
チューニングパーツというわけではないが、スパークプラグ脱着が困難なFA20/FA24エンジンに向けて、専用のプラグ交換工具セットもTONEと共同開発していたりする。
作業スペースに応じたエクステンションバーの組み合わせにより、SST(特殊工具)不要でプラグ交換が可能だ。キット構成は、プラグソケット、32mmエクステンション×2、50mmエクステンションで、価格は8800円となっている。
今後は、よりパワー志向のオーナーに向けたハイパワースペックLIIマフラーやインテークキットなど、様々な専用パーツを投入予定とのこと。S4をさらなる高みへと引き上げたいと願うなら、HKSのアイテム群を見逃す手はないだろう。
●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235
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エッチ・ケー・エス
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