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カスタムペイントでヴァリエッタにアメリカの風を!
オープンモデルだからこそインテリアメイクも徹底追求
オーテックから発売されたS15シルビアのオープンモデル、ヴァリエッタ。都会的な匂いを感じさせるこのレアモデルをベースに、アメリカのローライダーを意識してカスタムしまくったチューンドの登場だ。
ボディカラーは純正色のブリリアントブルーをそのまま活かし、同系色のブルーをメインに色彩で魅せるボディアートが施されている。トランクには「ダウンタウンに佇む愛車」が描かれ、主要スペックなどもピンストライプで描かれている。
ルーフのミューラルは女神(エンジェル)をイメージ。左がアメリカ系美女、右が日本系美女をモチーフにしたものだ。
ボディサイドはパネル全体を天空と想定し、躍動感を表現したピンストライプアートを展開。ボディカラーと同系色のスカイブルーを基調にレッドを組み合わせ、ワンポイントでシルバーリーフを取り入れて質感に動きを与えている。
インパクトを求めて、ドアはダイコック製のガルウイングを組み込んで跳ね上げ式に変更。イベントやナイトミーティングでのアピールに備える。
一方の室内は、インパネや純正オプションのレザーシートも外装色に合わせてブルーにペイント。運転席と助手席には7インチのヘッドレストモニターがインストールされ、モニターの枠、ステアリング、追加メーターなどはスワロフスキーのクリスタルでデコレーション済みだ。
ストリートメインの車両のため、走行中に上質な音楽が楽しめるように5.1chシステムを構築。アンプ類はトランクスペースに収納し、ウーファーとリヤスピーカーは後部座席にマウントしている。
前後フェンダーを加工した上で、ホイールには20インチのドルチェDC6(F8.0J R8.5J)をインストール。ブルーメタリックにブルーのレインボーフレークを配合した塗料でペイントし、アメリカンなテイストを存分にアピールする。タイヤはニットーのNEOテクGEN(F225/30-20 R235/30-20)だ。車高調はテインのタイプフレックスを全下げ状態で組んでいる。
フロントバンパーは326パワーをチョイスし、コンセプトに相応しい風格を与えるべくメルセデスSクラスの純正フォグランプをインストール。なお、サイドステップとリヤバンパーはイングス製を装備する。
他人と同じ仕様では面白くない。そんな作り手の熱い想いがヒシヒシと伝わってくる稀有なシルビアヴァリエッタ。カスタムの醍醐味が凝縮されたような1台だ(OPTION2誌2014年5月号より抜粋)