ハイエンドマフラーの代表格として君臨しつづける“R1チタンエキゾーストシステム”の登場だ。
GR86&BRZ用としては、マフラーだけで3種類を用意し、それ以外にストレートパイプなども製品化されている。あらゆるシーンに対応するスペックが揃っているわけだが、中でも人気の高いモデルがGR86の純正オプションリヤバンパー用として開発された4本出しモデル、“R1チタンエクストラ4テールSTTI(39万8000円)”だ。
素材には、純チタンを遥かに凌ぐ新日鉄製鋼が開発した高耐熱チタン合金STTI(Ti-Cu-Nb)を採用。レイアウトは、70φ→サブタイコインナー70φ→45φ×2→砲弾サイレンサーインナー60φ×2→テール90φ×4で、重量は純正18.3kgに対して10.3kgと、驚くほどの軽量化を達成している。
また、4本出しのテール位置も拘っており、イン側とアウト側をわざとオフセットさせてリヤビューが最も美しくなるようセッティングしているのだ。
もちろん、純正バンパー対応モデル「R1チタンエクストラSTTIゴールドリング(34万8000円)」も用意されている。排気量が上がったFA24に合わせ、専用の大型サブサイレンサーを設計。メインパイプは音量を絞るためにサイズを下げるのではなく、各部の設計を見直すことで70φストレート構造を維持しているのだ。
海外を中心に人気が高まっている、シングル出しレイアウトの“青炎”も見逃せない。製作を行なっている工場や職人はR1チタンと同じで完全なる純国産品。ヒートグラデーション(焼き入れ)をボディ後部のみとした上でジョイントも差込み式に変更。さらに、パイプの研磨を省くなどのコストカットを徹底することで、約18万4800円という驚異的な低価格を実現した。
競技専用品ではあるが、レゾネーター(サブサイレンサー)を組み込むことで音量は調整済み。フルストレート構造ながらジェントルな排気音量に抑えられている点も注目だ。
なお、R1チタンエキゾーストは付属するボルトもチタンが採用されている。高価な64合金をボルトに使っているアフターマフラーはR1チタンくらいだろう。
最後に。R1チタンが目指したのは「究極の軽さと超性能」、そして「誰もが羨む美しさ」である。そのため、製造は20年間変わらず、一貫して日本の熟練職人による手作業に拘り続けている。テールエンドが虹色に輝くヒートグラデーション、そこにはメイドインジャパンの誇りが詰め込まれているというわけだ。
●取材協力:アミューズ・コーポレーション TEL:018-857-0755
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