「フォードエスコートに日本の旧車魂を注入！」マレーシアの最先端チューンドが日本デビュー

マレーシアの魔改造エスコートが登場！

このインパクト抜群のフォードエスコートMk2は、マレーシアでチューニングカーのイベントをオーガナイズする“レトロ・ハボック・マレーシア”が、東京オートサロン2023に持ち込んだチューンドだ。

ベース車は日本では馴染みが浅いが、世界的に見るとラリーシーンで圧倒的な強さで現在も人気の1978年式Mk2。心臓部には、4スロ＆インジェクション化が行われたフルチューン4A-Gを換装。制御はフューエルテック社のFT450が担う。

また、エンジンベイをシェイブしつつワイヤータックでスッキリとまとめているのもポイントだ。これに合わせてミッションやホーシングなどもAE86から流用することで、欧州フォード版ハチロクとも言えるスペックに仕上げているのだ。

エクステリアに関しては、TRA京都の三浦氏がレトロ・ハボックのために製作したパンデムのボディキットを装着。そして足元には超深リムのRSワタナベ（F15×9.5J-19 R15×11.5J-44）を投入し、TE27レビンのようなジャパニーズ旧車風スタイリングを構築する。

足回りも徹底的に手が入る。純正のリヤリジッドアクスル（ライブアクスル）から5リンク式に変更した上で、SFSガレージ製のエアサスを投入。ストローク量を稼ぐためにアッパーマウントのカサ上げ加工も実施されている。ブレーキはフロントがS13シルビア用、リヤがAE86用だ。

エクステリア同様のショッキングピンクで彩られたインテリア。フューエルテックのデジタルディスプレイが納められたダッシュボードはワンオフメイドだ。油圧サイドを含めて往年のドリ車のような雰囲気を漂わせる。

レトロ・ハボックの代表であり、このエスコートMk2のオーナーでもあるアリー・クオッパ（ALie Kuoppa）さんファミリー。東京オートサロン期間中は、ジャパニーズチューニングを肌で感じ、改めて感銘を受けたようだ。

日本のカスタムトレンドを巧みに取り入れながら完成させたフォードエスコートMk2。魅力的すぎる存在だ。

PHOTO：近藤浩之／REPORT：渡辺大輔

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