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エクステリアの小物からインテリアパーツまで対応
定番スポーツモデル乗りからの要望を募集中!
チューニングベース車の多様化によって、カスタムパーツにも少量の多品種化が求められる時代となってきている。そんな中、最新鋭の3Dプリンターを使ったオーダーメイド対応のカスタムパーツブランド「3Dプリントラボ」をスタートさせたのが、競技系ドリフトマシン製作などで知られる神奈川県のチューニングショップ“STF”だ。
STFが導入した3Dプリンターは、世界ナンバーワンのシェアを持つ米国ストラタシス社製の最新スペック。造形方式はFDM(熱で溶かした素材を積層して立体を造形していくシステム)で、最大372,000立方センチメートル、1メートルサイズの造形ボリュームを持つ超大型モデルだ。
今回、試作品として披露してくれたのは、R34スカイラインと現行ヤリス用の追加メーターパネル。細かなフレーム形状はもちろん、裏にある装着用のツメまで設計されているため、フィッティングは完璧だ。
ワンストップの製作工程で、ここまで複雑な造形が可能になるのも3Dプリンターならでは。いわゆるリバースエンジニアリングというもので、ベースとなるパーツを3Dスキャンし、CGで製作したメーター装着部を加えたCADデータを製作。それに従って3Dプリンターで成形していくスキームだ。
これまでにも3Dプリンターによる試作品の製作例はあったが、マシン精度の向上とフィラメントと呼ばれる素材の多様化で、純正品と同等の精度と強度を持ったカスタムパーツの製作が可能になったそうだ。
なお、予算感に関しては、パーツのコピーなどに必要なスキャニング料が約5万円、ワンオフパーツ製作時のデザイン料が約5万円、最終的な3Dプリント代が2万円〜3万円となる。現状の市販パーツでは満足できないマニアなクルマ好きは、ぜひ一度問い合わせていただきたい。
●問い合わせ:3D Print Lab(STF株式会社) 神奈川県座間市栗原920-6 TEL:046-205-7572
【関連リンク】
3D Print Lab
https://3d-printlab.com/