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純正プラスアルファの外装にJZA80テイストもトッピング
SEMA展示車両からお気に入りパーツを独自視点でチョイス!
2019年12月にBMWの6シリーズからGRスープラに乗り替え、そこからコツコツとカスタム&チューニングを進めているというオーナーの愛機が今回の主役だ。
「最初はJZA80スープラを探していたんですけど、程度の良い個体は絶賛高騰中。そんな時にGRスープラが発表されて、予約開始と同時にオーダーを入れました」とのこと。
コンセプトは“純正のボディラインを活かしつつ、他人とは違う仕様”。SEMAショー2019に足を運び、実際に見た様々なデモカーから気に入ったパーツを独自の視点で組み合わせており、大好きなJZA80スープラのテイストも注入している。
リップスポイラーはアーティシャンスピリッツのカーボンタイプで、牽引フックはクスコ製。また「ヘッドライトのインナーが見えるのは好きじゃない」と、フルノーマル車両と見比べなければ気づかない濃度のスモークフィルムを貼っている。
ルーフにはグロスカーボンシートをプラス。合わせてピラーには3Mのシートを貼ってボディと同色化。また、ミラー部にはオートテクニック製のカーボンミラーカバーとシーケンシャルLEDウインカーを組み込んでいる。
リヤには、「SEMAショーで見て一目惚れした」というLGモータースポーツ製のウイングに加え、ザクスティッチ製のルーバーもプラス。どちらも日本円にして13万円程度だったそうだ。フェンダー上部のカーボンステッカーは、2021年モデルの限定車として発表されたA91エディションを参考にしたドレスアップだ。
ウイングは製品段階ではドライカーボン地だったが、ボディ同色に塗装して一体感を追求。しかし、そのままではせっかくのカーボン素材がアピール出来ないということで、運転席側のベース部にはワイルドスピード好きをアピールすべく『FOR PAUL』の文字を透かしてカーボン地が見えるように演出している。
ウイングとルーバーによってかなり印象が変化したリヤビュー。セイボンからも似た形状のウイングが販売されているものの、幅と高さが少し異なるそうで「LGモータスポーツ製の方が、ボディに沿った脚部の絞り込みが好みだったんです」とのこと。
ホイールは20インチのBBS RI-Dで、カラーはダイヤモンドブラック。サイズはフロントが10Jプラス19、リヤが11Jプラス42で、15mmのスペーサを追加している。タイヤはブリヂストンのポテンザS007A(F255/30-20 R275/30-20)だ。
足回りはHKSのハイパーマックス車高調を全下げの状態にセット。フェンダーアーチに装着されているモールはタイヤとの干渉を避けるために撤去済みだ。これだけの車高にしていても乗り心地はすごく良いそうで「もう少しバネを硬くしても良いかもしれません」とオーナー。
室内はアクシスパーツのパネル類を筆頭に、カーボンパーツを随所にインストール。フロアマットもワンオフ品に交換され、シートベルトはニューイングのカラーベルトに巻き換えられている。
今後は手付かずになっている吸排気のチューニングや、エンジンルームのカスタムに取り掛かる予定とのこと。さらなる進化に期待したいところだ。(スープラ全国ミーティング)
PHOTO&TEXT:Daisuke YAMAMOTO