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ニューモデルへの素早い対応力も魅力!
他の追随を許さない豊富なラインナップで勝負
サスペンションチューニングのトップランナーとして知られる“クスコ”。代名詞の機械式LSDやボディ補強パーツと並んで、開発に力を注ぎ続けているのが走りの基本となるサスペンションキットだ。
何と言ってもクスコのサスペンションシリーズの特徴は、メインとなる走りのステージや好みに応じて選べる豊富なラインナップ。車高調整タイプだけでも、定番の人気車種ではストリート用から競技用まで10タイプも用意されているのだ。
そんな中から、今回紹介するのは大容量の単筒式ショックアブソーバー採用シリーズのエントリーモデル「スポーツS」。スポーツラジアルタイヤでのスポーツ走行時の高い限界と、街乗りでの快適性の両立を目指したセッティングが施されている。
対応車種は非常に多いが、ここではチューニングが盛り上がりを見せているGRヤリス用をピックアップ。
スプリングレートはフロント6kg/mm、リヤ7kg/mmが基準値。ブラックのプロドライブGC-05N(8.5J×18+40)を装備し、低く構えたGRヤリスのロースタイルは“カッコ良い”の一言だ。
なお、スポーツシリーズはスポーツ走行に有利な減衰力24段調整式の単筒式ダンパーを採用。ストラット方式のフロントは剛性に長ける倒立式となる。
ストラット式のフロントダンパーには、キャンバー調整式のブラケットを採用。調整範囲はマイナス4〜マイナス2度。GRヤリスのようなアッパーマウントレス車には嬉しい装備だ。
フロントのアッパーマウントはセンターロック方式のピロボールタイプを採用。剛性アップによる旋回性能向上の他、シャープなハンドリングを獲得できる。リヤは強化ゴム仕様だ。
このGRヤリスを峠コースで試乗した佐々木雅弘選手は「タイトなコースでもステアリングの入力に対して素直な回頭性を示してくれた。さらに、コーナリング中に舵を足すような場面でもしっかりと反応してくれる。ここまで仕上げてくるクスコはさすがだね。乗り心地は若干硬く感じるけど許容レベル。ここからスプリングレートを変えながら煮詰めていくのも面白いと思う」とコメント。
キット価格は27万2800円。車高調選びに迷えるGRヤリス乗りは、ぜひ一度クスコのサスキットをチェックしていただきたい。
●問い合わせ:キャロッセ TEL:027-352-3578
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