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トータルバランス重視のクルマ作りに定評あり!
基本的なメンテナンスからチューニング、レストアまで対応するプロショップ
宮崎と鹿児島との県境、都城市の国道10号線沿いに店舗を構える“プロショップテイクワン”。駐車スペースには新旧GT-Rがズラリと並び、いかにもハードチューンに特化したマニアックなプロショップという雰囲気も感じられるが、一歩店内に入るとウッドフロアのカジュアルな空間が広がる。
最近特にオファーが寄せられているのが、R32~34のいわゆる第二世代GT-R。R32は誕生からすでに30年以上が経過、最後のRB26搭載車となったR34でも生産終了後、約20年という時間が経過している。
そんなこともあって、タービン交換やブーストアップなどのチューニングだけでなく、コンディション維持のためのレストアまで様々な作業を引き受ける。要望の一つ一つに対してベストな回答を用意することができるのも、創業36年というキャリアの成せる技だ。
ベイサイドブルーのR34GT-Rは、HKSの2.8Lキットを投入し、カムはVカムのステップ2をチョイス。タービンはトラストT518Zで、F-CON Vプロで制御。実用性を犠牲にしない、極上スペックの街乗り仕様となっている。
ニスモの19インチ鍛造ホイールやD2のモノブロック鍛造キャリパーを装着。これらはオーナーの好みによるものだが、大幅にパフォーマンスが引き上げられた。
こちらはR35。ECUTEKによるECUチューンが施され、ノーマルタービンをきっちり使い切る仕様に。サードの900ccインジェクター、スペシャル4層インタークーラーなど、次なるステップアップであるタービン交換への準備もバッチリだ。初期モデルのマイナートラブル対策やミッションプログラムのアップグレードなど、サポート体勢も万全。
R32GT-Rは長期保管からの復活を目指してセミオーバーホール中。隣のロータス2-ELEVENはオートポリスのタイムアタック用で、足回りやボディワークの加工作業が進められていた。
もちろん大排気量ターボ以外の車種も大歓迎で、スイフトスポーツやS660など、ライトウエイト系ユーザーも多く出入りしている。最近では、トラストのFA20用ボルトオンタービンキットが人気アイテムとなっており、それに伴い86&BRZユーザーも急増中とのこと。
「初めてクルマに手を加えるというビギナーの方々も大歓迎です! 近隣に田畑が広がる土地柄ということもあって、耕運機のオイル交換を頼まれることもあるんですよ」と語るのは、メカニック兼フロントを務める竹松孝平さん。
同店は九州では数少ないRH9加盟ショップということで、ハイスペックなECUデータ(86/BRZ用)の他、マフラーやブレーキシステムなどのアイテムを入手することも可能。南九州エリアのクルマ好きにとって、頼りになるプロショップなのだ。
●問い合わせ:プロショップテイクワン 宮崎県都城市下長飯町376-13 TEL:0986-39-4810
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プロショップテイクワン
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