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ゼロヨン8秒台を目指すBNR32を製作中!
競技車両製作から一般整備まで幅広く対応
ショップ名が示すように、車種やステージを問わずユーザーが求める理想の1台を作り上げていくのが“フルステージ”。現在、セットアップに力を注いでいるのは、ゼロヨン8秒台を狙って先日タービン変更したばかりのBNR32ユーザーチューンドだ。
「高回転重視の2.6L仕様にT88-38GKをマッチングしたのはかなり前でしたが、直進安定性を高めてパワーを上乗せ、オーナーのドライビングスキルが上がってさらにパワー上乗せ…という感じで、1100ps仕様のベスト9秒2まで煮詰めてきました。今シーズンはクラス変更をきっかけに8秒7を新たな目標に据え、タービンをGT75115BBへ変更しています」とは、代表の中西さん。
なお、最大ブースト圧2.5キロで推定1300psオーバーとなるモンスターGT-Rは、フルステージが所有しているダイナパックの測定キャパを超えるため、実走でのECUセッティングになってしまう。国内では3基しか流通していない最新タービンを、練習走行、そして予選と限られた時間の中でロギングデータをもとに煮詰めていくが、タービン変更しての初陣はベスト9秒3となった。
これまで数多くのエンジンを組み上げてきたフルステージだが、今なお専用チューニングパーツが生み出されるRB26DETTは仕様変更のオーダーも数多い。取材時はHKSの2.8LキャパシティアップグレードキットSTEP.3を使ってのオールラウンド仕様が製作の真っ只中だった。
モーテック、LINK、F-CON VプロといったフルコンからメインECUチューンまで、車両スペックとオーナーの使い方に応じてツールを使い分けながらポテンシャルを引き出していくのがフルステージ流。ロギングデータを元にセッティングを煮詰めていく追い込みの確かさも自慢だ。
マシンメイクだけでなく、走れる環境作りにも注力。同じ想いで開催されているセントラル耐久レースと協力し、ロードスターカップやFゼロGPといった走行会を主催しているのだ。
自らも意欲的に走り込むことで、オーナーとの二人三脚を確かなものへ導いてきた中西さん。パワーチューニングからフットワークセッティングまで長けた走れるチューナーに、タイムアップに行き詰まったユーザーが相談に訪れることも多い。
大阪近郊に住むチューニングカーオーナーは、ぜひとも一度足を運んでいただきたい。マシンメイクに関する悩みがきっと解消されるはずだ。
●問い合わせ:フルステージ 大阪府羽曳野市広瀬110-3 TEL:072-950-0777
【関連リンク】
フルステージ
http://www.fullstage.net/