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イタリアの名門が作り上げるレーシング&ラグジュアリーの極み
そのままレースを戦えるハイスペック
イタリアのホイールメーカーとして高い芸術性を誇るオーゼット。その緻密なディスクデザインを再現するためにラインナップの中心は鋳造製法を採用しているが、一方でスーパースポーツに向けたモデルは鍛造製法を採用して極限までハイスペックを追求。ここで紹介する2本はまさに、鍛造製法を採用した『アテリエ・フォージド』シリーズに属するモデルだ。
オーゼットはF1やWRC、インディ、フォーミュラEといった世界最高峰のレースシーンに数多くのホイールを供給していることで知られる。F1に至っては参戦する10チーム中の7チームがオーゼット・ホイールを装着しているが、各チームと綿密に打ち合わせを行い、剛性を優先するのか、ブレーキ冷却にも寄与する空力を優先するのか…といったようにパフォーマンスを導き出していると言う。
そんなレーシングモデルの設計・開発を行うチームによる市販モデル。手加減するような器用さを持ち合わせていない彼らだけに、そのスペックは凄まじい。
まずは「スーパーフォージアータ」(23万2100円〜26万4000円)。オーゼット・ホイールのフラッグシップに君臨するモデルだが、撮影用に借りたサンプルを持って、その驚異的な軽さにショックを受けた。19インチだというのに軽々と片手で持ち上げられる。
いや、小指1本で持ち上げられるんじゃないか…と思うほどのインパクトだ。もちろん、スーパーカーやハイチューンドに要求される剛性値に余裕を持って応える。その性能に惚れたトップシークレットの永田代表が、オリジナルモデルの展開を行っているほどである。
サイズ展開は19インチ(8.5J〜12J)〜20インチ(11.5J)で、カラーにはグリジオコルサ、マットブラック、セラミックポリッシュの3パターンを用意。ちなみに、トップシークレットのオリジナルモデル“GT-R SF TOP SECRET ”(25万8500円〜30万2500円)は20インチのみの設定で、サイズは10J+38、11J+30、11J+15の3モデル展開だ。
対して「ゼウス HLT フォージド」(20万4600円〜27万7200円)。正対すると不安に思えてくるほどにシャープでロングな2×5スポークで構成されるモデルだ。
こちらはスーパーカーを中心に「ビッグブレーキシステムを魅せる」ことをコンセプトに開発されており、加飾するのではなく一切の無駄を排除した機能美デザインが持ち味。もちろん、鍛造製法と設計力が合わさり、むしろ装着車両のスペックが試されるほどのハイスペックを誇る。
サイズ展開は19インチ(8.0J〜10.5J)、20インチ(8.5J〜12J)〜21インチ(8.5J〜12.5J)で、カラーはグリジオコルサ、マットブラック、マットダークグラファイト、ブラッシュドの4パターンを用意する。
両モデルともに機能を重視しているだけに、ディープリムやコンケイブといったデザイントレンドは反映されていない。しかし、そのままレースホイールとしても通用する高性能を有する。本物が欲しいと願うなら、オーゼット・ホイールはその期待に必ず応えてくれるだろう。
●問い合わせ:オーゼットジャパン TEL:053-469-5011
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