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トップシークレットGT-R再生プログラムは趣味!?
一生モノの“R”を探しているなら・・・
谷田部での最高速に0-300km/h、ゼロヨン…と、第二世代GT-Rで国内チューニングシーンの最前線を駆け抜けてきた“トップシークレット”。代表のスモーキー永田は今でも変わらず数多くのGT-Rを手掛けるが、5年前から展開しているのが“GT-R再生プログラム”だ。
「ウチで仕入れたベース車の程度や状態に応じて、まずはどこまで作業するかを検討する。例えば今回のBCNR33は、すでにBNR34のエンジンに載せ換えられていて距離もそれほど走っていなかったから、オーバーホールは不要と判断。そこで足回りとブレーキ、外装を中心に作業を行なったんだ」とスモーキー永田は言う。
場合によっては錆びた箇所を切除し、鈑金で修復するなど大掛かりなレストア作業が伴うこともあるが、基本は“足りないところを補う”という考え方。BCNR33ではブレーキキャリパーのオーバーホール&再塗装と大径ディスクローターの導入、トップシークレット製エアロキットの装着などが施される。
スモーキー永田いわく「現存する第二世代GT-Rは、それなりに走ってきたクルマがほとんど。だから、状態が良い個体は少なく、どこかしらヤレていることが多い。それを自分の手で可能な限り元に戻し、新しいオーナーのもとに送り出してあげたい。気持ちとしては商売でなく趣味に近いかな」とのこと。
これまで蓄積されてきた技術とノウハウがフルに投入されるGT-R再生プログラム。多忙な通常業務の合間を縫って進められるため、コンプリートカー完成までに要する時間は最低でも半年。すでに買い手が付いているBNR32は2年ほど掛けて完成を見たという。
ちなみに、取材したBCNR33の販売価格は税込990万円。ベース車を購入し、同様の作業を依頼した場合にかかるパーツ代と作業工賃まで考えると、GT-R再生プログラムから生み出されるコンプリートカーのコストパフォーマンスの高さを痛感するに違いない。
それ以上に永田さんの魂が込められた、“作品”と呼ぶに相応しいコンプリートカー。幸運にも手に入れられたオーナーが得られる満足度はプライスレスと言っていい。
PHOTO:篠原晃一
●取材協力:トップシークレット 千葉県千葉市花見川区三角町759-1 TEL:043-216-8808
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