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スーチャー仕様でいくか? それともターボチューンか!?
アバンテベースでツアラーV超えを目指せ!
チューニングベースとして未だ根強い人気を誇るJZX100シリーズのツアラーV。しかしながら、価格高騰やコンディション良好な車両の減少など、ベース車として選びづらい車齢に突入しているのもまた事実。そこで九州の名門“HKS九州サービス”が提案しているのが、NAの1JZ-GEを搭載したアバンテ2.5系改、過給機チューンプランだ。
まず1台目のアバンテは、NAらしいフラットな特性を残しつつパンチのある走りを実現してくれるスーパーチャージャー仕様だ。
1JZ-GEにセットされたスーパーチャージャーはHKSのGT2-7040。風量的には約400psが上限となるが、この車両はプーリー比で最大ブースト圧を約0.6キロに設定し、トップエンドで約350psを発揮する仕様で仕上げられている。なお、スーパーチャージャー化の基本メニューは100万円〜となる。
取材車両は、走る楽しさを求めてミッションをオートマから5速MTにスイッチ。換装費用は約70万円とのことだ。ちなみに、アバンテ系はフットペダル式のサイド(パーキング)ブレーキのため、5速MT化にあたってはセンターコンソールやレバー取り付け位置の補強処理も必要になる。
もう1台のアバンテは、王道のターボチューンで勝負。元々は1JZ-GE改ボルトオンターボ仕様だったそうだが、トルク特性を改善するためにエンジン本体を2JZ-GEに換装したという経緯がある。
タービンはHKSのGTII-8262をマッチングし、ブースト圧1.2キロで約450psを発揮。一般ユーザーに提供するメニューでは、より扱いやすいGTIII-RS(約320ps仕様)をお勧めしているそうだ。この基本メニューも、スーパーチャージャー仕様同様に100万円〜の予算感となる。
ミッションは純正オートマで対応。ちなみに、当時のトヨタFR車の多くが採用していた4速AT「A340系」はライン圧アップやバルブ制御、ディスク強化、ストール回転数の設定など、様々な強化メニューが確立されているので、500〜600psのパワーチューニングも問題なしとのこと。
「今回はあえて2.5Lのアバンテ推しとしましたが、内装に拘りたいならツアラーSの方が良いかもしれませんね。ビッグトルクを求めるなら、時間をかけて3.0Lの2JZ-GEを搭載するアバンテG(NA・AT/JZX101)を探すというのも手です。ともあれ、NA改の過給機仕様は得意なので、何でも相談してください」とは、HKS九州サービスの竜円さん。
100系でチューニングを楽しみたいと考えているファンやオーナーは、一度HKS九州サービスを訪れてみてはいかがだろうか。きっとその想いに応えてくれるはずだ。
●取材協力:HKS九州サービス 福岡県北九州市小倉南区蜷田若園3-12-15 TEL:093-931-6910
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http://www.hks-kyusyu.co.jp