「衝撃的すぎる!」モンスターのコンプリートエンジンに日産RB系やトヨタJZ系が登場!!

自慢のワークスクオリティはそのまま!

幅広いユーザーに対応したオンデマンド方式を採用

スズキとの提携により、競技車両の研究・開発・製造を担当しているモンスター田嶋こと田嶋伸博氏が率いる“モンスタースポーツ”。これまでに手掛けたレーシング&チューニングエンジンの数は500基以上というから恐れ入るが、その製作ノウハウを惜しみなく注入しながら展開されているのが、今回紹介するオリジナルスペックのコンプリートエンジンだ。

ストリート+αをターゲットとしたチューニングは、パワー&トルクのパフォーマンスだけでなく、フリクション低減による燃費向上や耐久性まで高次元でバランスされているのが特徴。それを可能にしているのが、企画・設計の研究開発部門、内燃機加工のダイヤモンドエンジニアリング、モンスタースポーツの熟練メカニックの綿密な連携体制なのだ。

そんなモンスタースポーツのコンプリートエンジンだが、現在リニューアルを決行中だったりする。その内容としてまず注目したいのは、対象エンジンの大幅な拡大。これまでのスズキ&三菱中心のラインナップに加え、新たに日産RB25/26、SR20、トヨタJZ系、4A-G、3S-G、ホンダB16/18、F20C、スバルEJ20/25、FA20への対応をスタートさせたのだ。

同時にチューニングメニューも見直しが図られることとなり、パフォーマンスアップの基本となる内容をベース設定とし、より高度なパーツや加工をオプションとして追加できるようになった。

こちらはPS13シルビアに搭載されたSR20DETのコンプリートエンジン。周辺パーツは純正然と整えられているが、オーナーの希望に応じて、作用角の大きいNA向けのハイカムとS15メタルタービンを装着した仕様となっている。

手前のエンジンは、途方もない時間を費やして開発を進め、ようやくコンプリートエンジンのラインナップに加わることとなったRB26DETT。奥はすでに多数の実績がある4G63で、内部には新開発ピストンが投入されている。

コンプリートエンジンのベース設定に含まれるのが鍛造ピストンとメタルヘッドガスケット。左はRB26DETT用で、右はSR20DET用の試作品。その他のエンジン用も順次開発予定となっている。

コンプリートエンジンの製作を担当するのは、高度な作業が求められるモータースポーツ用エンジンを手掛けてきたレーシングメカニック。高精度パーツと熟練技術の融合で、高性能・高耐久性を実現させている。なお、シリンダーブロックは新品を使うが、廃番の場合は厳選中古品(モンスター基準)を使用することになる。

モンスタースポーツは、400psと600psに対応する計4機のエンジンベンチ室を完備している。当然ながら、完成したコンプリートエンジンは全基もれなくテストベンチでのラッピング運転とパフォーマンスチェックが実施される。

年間を通じて室温21度に維持された作業環境は、クリアランスを始めとした精度管理に欠かせないもの。その自信の表れとして、コンプリートエンジンは1年5000kmの走行保証が付く。

対応エンジンの拡大を受けて、ファクトリーにはすでに作業依頼のエンジンが続々と運び込まれており、2023年8月時点で完成までの納期は約半年という状況だ。

最先端のデジタル計測器や工作機械も積極的に導入し、自動車メーカーに匹敵する高度なパーツ開発が可能なのもモンスタースポーツならではの大きな強み。JMC×PAMSがリリースを予定しているL型ヘッドのポート、この燃焼室開発もモンスタースポーツが担当。効果を検証しデータ化することで、理想のチューニングヘッドの量産化を可能にするのだ。

将来的にはレジェンドカープロジェクトとして、ボディやシャシーまで含めた対応を検討しているというモンスタースポーツ。コンプリートエンジンのリニューアルは、その入口になる取り組みなのかもしれない。

●問い合わせ:モンスタースポーツ TEL:0538-66-0020

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【関連リンク】
モンスタースポーツ
https://www.monster-sport.com

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