「GR86&BRZの魅力を引き出せ!」クスコが力を注ぐZN8&ZD8用パーツ開発の現在地

サスペンションパーツから補強パーツまで磐石の製品展開!

スタビリティアップでGR86&BRZの楽しさ倍増!

1977年にラリーショップとしてスタートした“キャロッセ”が展開するオリジナルパーツブランド、それが“クスコ”だ。

「自分たちが必要とするものを、自分たちが使って満足するクオリティで」を基本コンセプトとして開発されるパーツは、過酷なモータースポーツへの積極的な参戦を通じて性能に磨きをかけたもの。その開発力の高さを生かした新型モデルへの一早い取り組みや、あらゆるユーザーのニーズに応える幅広い展開も大きな特徴となっている。

ここで紹介するのは、そんなクスコがストリート仕様としてセットアップを施したGR86のデモカー。日常使いの快適性を維持しながら、週末のサーキット走行までを幅広くカバーするオールマイティ仕様を目指し、得意の足回りとボディ補強を中心にパフォーマンスアップが図られている。

軸となる車高調は、ツインチューブダンパーを採用したストリートシリーズの最高峰モデル「ストリートZERO A(17万7000円~)」をインストール。

高いスポーツ性能としなやかな乗り心地を高次元で両立させた逸品で、全長調整機構や40段減衰力調整機能を備え、しなやかな乗り心地と高いスポーツ性能を両立。標準バネレートは前後とも7kg/mm。フロントピロアッパー仕様と前後ピロアッパー仕様が選べる。

また、クスコの代名詞的パーツとして人気を集めているのが、ボルトオンで効果的にボディ剛性アップが図れるパワーブレース(1万2100円〜)だ。

ZN8/ZD8用には、フロア下、エンジンルーム、車室内、トランクルームに装着できる多数のアイテムを用意しているが、新たにドアスタビライザーをリリース開始。相乗効果でさらにリニアなステアリングレスポンスが得られるようになった。

ドアスタビライザー(1万9800円)は、ドアキャッチとストライカーの隙間を密着させ、ドア開口部のねじれやよじれを抑制するためのパーツ。クイックなステアリングレスポンスの獲得に効果を発揮。別売りの装着用ボルト(1100円)が必要となる。

アルミオーバルシャフトのストラットバー(2万2000円)は、ブレーキシリンダーストッパー機能も備えたタイプ。パワーブレース エンジンルーム(1万6500円)やレベルゲージストッパー(1万3200円)、バッテリーステー(6380円)なども組まれている。

奥がストラットバータイプOS、手前がパワーブレース

トランク内はストラットバータイプOS(1万6500円)と、ベルトのアンカー機能も備えたパワーブレース(2万4200円)を追加。Cピラーを繋ぐパワーブレース(1万3200円)は、後方視界を妨げない位置設定もポイントとなっている。

その他で注目したいのは、ここにきて続々投入されているパワートレイン系パーツ。機械式LSDは高レスポンスなタイプRS(14万3000円)をデモカーに与え、街乗りを考慮して1.5WAY 35度/20度とマイルドな効きを狙ったセットアップを敢行。

約9kgのノーマルに対し、4.8kgという超軽量設定とした超軽量クロモリフライホイール(6万500円)。レスポンスアップやエンジンブレーキの効き向上はもちろん、限界設計による低速の扱いやすさを維持しているのもポイントだ。

エンジンパワーを確実に受け止める強化クラッチシステム(6万7100円~)も設定。カバーとディスクのセットで、ディスクはスポーツ性と扱いやすさをバランスさせたカッパーミックスと、耐熱性・耐久性に優れたメタルタイプから選べる。

オリジナルのダイレクトイグニッションコイル(8万1400円)は、シングルスパークの純正に対し低中回転域で4回のスパーク、高回転はシングルスパークの高回転域も純正比46%アップの強力な点火を獲得。ECUセッティング不要で全域でのパワーアップを実現する。

「フォーミュラDジャパンに2台のGR86をエントリーするなど、ZN8/ZD8は力を入れて開発している主力車種となります。手軽にカスタムを楽しめるものから、本格的な競技向けまで幅広いパーツラインナップがクスコの最大の強みです」とは、クスコの小山さん。

今後もZN8/ZD8専用チューニングパーツを続々と開発予定というから期待せずにはいられない。

●問い合わせ:キャロッセ TEL:027-352-3578

【関連リンク】
キャロッセ
http://www.cusco.co.jp/

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