「GCGが切り拓くターボチューニングの現在」豊富なラインナップで仕様や走行ステージに合わせたチョイスが可能!

オーストラリア発の老舗ターボメーカー!

ストリートユースからレース用まで超多彩な製品展開

ターボチャージャーのスペシャリストとして君臨する“GCGターボ”。取り扱うパーツはエンジン全域に及ぶが、中心となっているのはやはりタービンだ。中でも圧倒的なラインナップを誇るのが、正規代理店となっている米ギャレット・アドバンスモーション社製のモデル。

ギャレットのタービンは、日本初の市販ターボエンジン『L20ET』に採用(当時の社名はエアリサーチ)されたことで知名度が高まり、以降、チューニングシーンでも多くのチューナー達から支持を集めてきた。その理由は、最先端の技術によって進化を続けるパフォーマンスに他ならない。

ギャレットには様々なモデルが存在するが、GCGターボが主力ラインナップとして扱っているのはGシリーズ。最大の特徴は、驚異的な高風量をコンパクトなボディで実現していること。

コンプレッサーホイールは、CFD解析を駆使して設計された鍛造アルミ削り出しの高効率タイプ。ハウジングにはマシニング加工のポーテッドシュラウドの他、ターボのシャフト回転速度を測定するためのスピードセンサーポートも装備する。

新設計のモノブロックセンターカートリッジとバックプレートは、従来タイプよりも部品点数を減らすことで耐久性と信頼性を向上。タービンハウジングの接続は、取付角度の自由度が高いVバンドタイプを基本としている。

G25、G30、G35の各モデルでは4箇所のウォータージャケットが設けられ、自在にウォーターラインの取り付け位置を変更可能。レイアウトの自由度を高めると共に、冷却能力も飛躍させているのだ。なお、Gシリーズのホイールシャフト支持は全て高精度なボールベアリングタイプとなる。

タービンホイールには、インコネルを超える耐熱性と軽量性を有するニッケル系の超合金Mar-Mを新採用。形状も見直され、さらに高効率化されている。ハウジングは耐熱性に優れたステンレス製だ。

Gシリーズから派生したGBCシリーズも見逃せない。これは、軸受けにフローティングメタルを採用したコストパフォーマンス重視のタービンだ。

以前は、軽自動車から1.5Lクラスに対応する小型サイズが中心だったが、2023年5月に待望の高風量モデル(GBC35-700とGBC37-900)が追加設定。名機TO4譲りのセンターカートリッジとGEN2コンプレッサーの組み合わせは、ほぼ同サイズのGTX3576Rに比べて高回転域のパワー追従性能に優れ、ロータリーや6気筒エンジンと抜群のマッチングをみせる。

「2016年に日本の会社として独立しましたが、本国との連携体制に変わりはなく、最新情報を共有しながら世界基準のパーツを供給しています。GCGとしての通常ラインナップ、在庫品以外の超大型モデルなどの受注にも対応していますよ」とは、GCGターボ代表のダニエルさん。

ちなみに、GCGターボでは各メーカーのタービン補修やオーバーホールはもちろん、個別のハイフロー加工にも対応している。あらゆる意味で、ターボチューニングを強力にバックアップしてくれる頼もしい存在なのである。

●取材協力:GCGターボ TEL:050-3773-0911

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https://www.gcgturbo.co.jp

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