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富士スピードウェイが熱狂したFUELFESTに潜入!
2023年8月11日に、富士スピードウェイ全域で開催されたアメリカ生まれのカーフェス“FUEL FEST JAPAN”。映画「ワイルド・スピード」の世界観を表現したイベントで、非営利災害支援団体ROWW(Reach Out World Wide)の活動を支援するチャリティイベントとしての役割も担う。会場内の熱気は凄まじいものがあったが、ここではそんな大規模イベントでとくに目を惹いたチューンド達を紹介していく。
TRUST【トラスト】
チューニングパーツメーカーのトラストは、ブース出展のみならず、コース上にて行われた0−200mバトルにもデモカーのRZ34で参加。ドライバーを務めたのは、なんと日産自動車のアンバサダー田村宏志氏!
また、ブースに展示されたGR86は発売間もないボルトオンターボキットが組み込まれ、来場者たちの注目の的に。タービンはT620Zで、全域トルクフルな300psオーバーを実現可能とのこと。こちらはターボキット単体で81万4000円となる。装着にあたっては別途ECUのリセッティングが必須となるが、パワー志向のGR86&BRZ乗りにとっては待望の製品と言えるだろう。
●取材協力:トラスト TEL:0479-77-3000
VeilSide【ヴェイルサイド】
展示台数で圧倒的な規模を誇っていたのが、エアロデザイナーとしてその名を世界に轟かす横幕宏尚率いる“ヴェイルサイド”。チューニングシーンにおける存在感はもちろん、ワイルドスピードの劇中車を手掛けたビルダーとしても高い知名度を誇るだけに、ベンダーブースでの人気はぶっちぎりだった。
展示車両はFD3Sのフォーチュン仕様を始め、歴代の作品が勢揃い。ちなみに、右の4509GTR(JZA80ベースのコンプリート)は今後1000psオーバーの心臓部を与え、リアルチューンドとして生まれ変わらせる予定とのことだ。
●取材協力:ヴェイルサイド TEL:029-838-1104
RE Amemiya【RE雨宮】
チューニング業界のレジェンド“RE雨宮”も、パワークラフト&伊藤笑会とともにブースを展開。チューンドロータリーをアピールする構成だったが、メインを張ったのは2台のFD3Sだ。
1台はD1GP2023シリーズで孤軍奮闘する、“TEAM RE雨宮マツモトキヨシAPA”のFD3S。800psの4ローターターボユニットを搭載する究極のドリ専レーシングロータリーだ。
そしてもう1台は、東京オートサロン2023のRotary Exhibitionゾーンに展示されていた黄金のカスタムスペック。全幅2メートル超えのワイドボディに、ハイレスポンスな3ローターNAユニットを組み合わせ、唯一無二のFD3Sを作り上げた。
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007
Garage ACTIVE【ガレージアクティブ】
ニットータイヤブースに車両を展示していたのは、福岡県のGT-R専門店“ガレージアクティブ”。外板パネルから内装のカーペットに至るまでドライカーボンで製作されたR32型スカイラインGT-Rはインパクト絶大。美しく仕上げられたエンジンベイも注目を浴びた。
こちらのマシンも0−200mバトルに参加。アクティビティ的要素が強いコンテンツではあったものの、ドラッグレースで育ったチューナーとして本気の走りを披露。マクラーレンMP4-12C GT3を寄せ付けない、圧巻の戦闘力を見せつけたのだ。
●取材協力:ガレージアクティブ 福岡県行橋市大字今井1407-1 TEL:0930-25-4488
クルウチ
三重県のチューニングショップ“クルウチ”が持ち込んだのは、オリジナルのロングノーズバンパーで武装したRZ34だ。
「S30系の象徴とも言える“240ZG”のデザインを、RZ34で表現してみました」とは、クルウチ代表の久留内さん。
なお、クルウチでは現在リヤセクションのエアロパーツも製作中とのこと。最終的には、旧車テイストを放つRZ34コンプリートカーの販売を予定しているそうだから期待したい。
●取材協力:クルウチ 三重県多気郡明和町佐田906-12 TEL:0596-53-0070
PHOTO:土屋勇人
【関連リンク】
トラスト
https://www.trust-power.com/
ヴェイルサイド
http://www.veilsidejpn.com/
RE雨宮
http://www.re-amemiya.co.jp/
ガレージアクティブ
http://www.g-active.co.jp
クルウチ
https://crewch.com