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18インチ&19インチの大径サイズも充実!
アルミホイール界の金字塔モデルはいまだ色褪せない魅力
50年以上の長きに渡り、スポーツマシンの足元を支え続けてきたレジェンドホイールが“RSワタナベ”のエイトスポークだ。
FLやF3などレーシングマシンの設計・製作をルーツとする同社がエイトスポークを世に送り出したのは1960年代のこと。ホイールの素材はスチールが当たり前だった時代に軽合金(アルミやマグネシウム)製ホイールを手掛けたのは、バネ下重量の軽減がもたらす加減速性能やステアリングレスポンスの向上などに大きなメリットとなるからだ。
エイトスポークが時代を超えて支持され続けているのは、質実剛健で普遍的なデザインも大きな理由だ。センターからリムへシンプルなカマボコ型の8本スポークを配したデザインは、近年複雑化が進むスポーツホイールのなかでも存在感抜群。どんなマシンに装着しても“走り屋”イメージを高めてくれる。
そんなRSワタナベのエイトスポークが、サイズバリエーションの拡大により先代86&BRZ、現行GR86&BRZでも魅力的な選択肢のひとつとなっている。もちろん単にリムサイズを拡大しただけでないのは言うまでもない話だ。
鋳造1ピースの基本は維持しながら、最新マシンで求められる強度と軽さを高次元で両立。デザイン面も伝統のイメージが変わらないように見直しが図られるなど、しっかりと進化しているのである。
18インチ、19インチの大径モデルでも伝統のエイトスポークの魅力に変わりはない。スポークとリムの接続部はRタイプがもっとも内側で、F8、F8Fの順で外側に移動していくことになる。
鋳造1ピースという基本的な製造方法は従来モデルと同様だが、大径モデルではセットプレート部やスポークなど細部の見直しが図られ、スポーツホイールに求められる性能の進化が図られている。
スポークやセットプレート部の裏側は肉抜き加工が施され、スポーツマシンの運動性能を高めるための軽さも追求。カラーはブラックが標準で、このホワイトを含め9色がオプションで選択できる。
付属のエアバルブキャップや別売りのセンターキャップのデザインは、渡辺家の家紋をアレンジした社紋。3羽の鶴は会社の所在地である横浜市鶴見区を表したものなのだ。
ここで紹介している“BUY NOW JAPAN”のZN6改は、FDJ2参戦に向けて製作中のドリフトスペック。ワイドボディに合わせて選択したのは、ワイドなリムにマイナスオフセットが迫力のエイトスポークRタイプ(F9.5J-19×18インチ&スペーサー90mm R10.5J-32×18インチ&スペーサー130mm)。
「鋳造製法ならではの粘りはハードなドリフト走行では欠かせないもの。エイトスポークは強度も高く路肩に落としても安心だし、軽さもトップクラスです」と、ドライバーのラーマン選手は優位性を力強く語ってくれた。
RSワタナベのエイトスポークは、もちろんストリート仕様向けのサイズもしっかりとラインナップ。標準ボディにベストとなるのがF8Fタイプ、ワイドフェンダー装着者ならワイドリムのF8タイプもマッチするはず。各タイプともカラーや切削リムなどがオプションで選択できるので、自分だけのオリジナルを作ることもできるのだ。
PHOTO:岩島浩樹
●問い合わせ:レーシングサービスワタナベ TEL:0120-813-562
製品仕様
RSワタナベ エイトスポーク Rタイプ
18×9.5J〜10.5J:8万3000円〜8万6000円
RSワタナベ エイトスポーク F8タイプ
15×8.0J〜19×10.5J:5万6000円〜9万6000円
RSワタナベ エイトスポーク F8Fタイプ
17×7.0J〜18×9.0J:6万5000円〜8万1000円
【関連リンク】
レーシングサービスワタナベ
https://www.rs-watanabe.co.jp/