「戦闘力は2.0Lスポーツ級!?」2代目トゥデイで軽さとレスポンスを極限追求した怪物

オートポリス2分22秒をマークするジャイアントキリング!

ビート用MTRECベースに高回転型ユニットを創出

見た目からしてコンペティションなオーラを漂わせるこの2代目トゥデイは、北九州の実力派チューニングショップ“プライムガレージ”が鍛え上げた悶絶チューンドだ。

コンセプトは「過給機に頼らず、NAのまま耐久レースやサーキットアタックで勝てる仕様」というもの。細部をチェックしていく。

まず注目すべきは軽量化への取り組みだ。各部の贅肉を徹底的に削ぎ落とすことで、車重はノーマルから約170kg減となる530kgを実現しているのである。しかも、強固なロールケージを始めとする補強パーツが組まれた状態で、だ。衝撃的な軽さである。

搭載エンジンはE07Aだが、トゥデイ用よりも高回転・高出化されているビート用をベースにチューニング。腰下にはRSマッハのオーバーサイズピストンとコンロッドを組み込み、ヘッドも高回転化に対応するフル加工が施される。最高出力はダイナパック計測で75psに達している。

高回転まで安定したスパークを確保するために、点火系はライフダンク用のダイレクトグニッションシステムを移植。一方の燃料系は、L150Sムーブ用インジェクター+S15シルビア用フューエルポンプというコンビで強化済みだ。

エンジンマネージメントはF-CON Vプロ(Ver3.24)の単体駆動。同時に必要無くなった純正エンジンハーネスを限界まで間引いて、軽量化に繋げている。

足回りはエリアスポーツの特注車高調を軸にセットアップ。スプリングレートはフロント8kg/mm、リヤ4kg/mmだ。ブレーキ&ローターはライフダンクからの移植となる。

ちなみに、駆動系は純正ミッション&クラッチ→RSマッハ機械式LSDというレイアウトだが、ミッションはギヤの組み合わせを変更した純正5速MT改のクロス仕様だ。

リアはアクスル加工を行いながら、しっかりと接地できる足回りを作り上げている。エキゾースト環境は、シルクロードEXマニとワンオフチタンマフラーのコンビネーションで排気効率を限界まで引き上げている。

シンプル・イズ・ベストを地でいくコクピットメイク。メーターパネルはオートメーターの10000rpmスケールタコを中心に再構築。レース中にピットと連絡を取るための無線装備も確認できる。

このチューンドの戦闘力は凄まじく、ホームコースのオートポリスでは2分22秒をマーク。NAの軽自動車で2.0Lスポーツマシンに匹敵するタイムを叩き出しているのである。“軽さは正義”、そんな言葉を体現する存在というわけだ。

●プライムガレージ 福岡県北九州市小倉南区葛原東3-3-5 TEL:093-473-2338

「これは小さなスーパーGTマシンだ!?」エアジャッキ完備の魔改造すぎるホンダトゥデイ、見参!

記事が選択されていません 記事が選択されていません

【関連リンク】
プライムガレージ
http://www.prime-garage.com

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption