「ハコスカがもっと身近に!?」サニー&サニトラ用の衝撃的フェイススワップキットに迫る

B110サニー&B120サニトラが大変身!

4ナンバー枠に収まる絶妙なサイズ設定も魅力だ

ハイレベルなボディワーク術を用いて、多彩なジャンルのカスタムカーを手掛けてきた老舗“カーサービスヒロ”から、B110サニー&B120サニートラック用のハコスカフェイスキットが発売された。

ハコスカフェイスのサニトラは俗に「ハコトラ」と呼ばれ、これまでも既存のカスタムアプローチとして存在していた。しかしながら、それらはフェンダーやボンネットにダクトを設けたカスタム色の強いアプローチが主流だった。そこでカーサービスヒロは、よりプレーンなハコスカに近いスタイルを構築できるオリジナルキットを開発したのだ。

フロントフェンダーはサニー純正プレスラインを活かしつつ、違和感なくフロントマスクへと繋がるようデザイン。キット構成は、フロントバンパー、センターグリル、フロントエプロン、ライトベゼル、前後オーバーフェンダー、ボンネットだ。

ライトグリルやライトは純正品を使用することになるが、この辺りのアイテムは社外のリプロ品が大量に出回っているため入手に困ることはないはず。フロントからの眺めは、ハコスカベースのトラックと見間違えてしまうほどの完成度だ。

付属のリヤフェンダーは、デモカーが装着しているワークスフェンダータイプとスタンダードタイプ(ハコスカGTR純正風)の2種類から選択可能。なお、ワイド幅に関しては全幅がちょうど1700mmになる設計だが、これは装着状態で4ナンバー登録するための配慮だ。

これはキットに含まれるアイテムではないが、デモカーはハコスカらしさを高めるべくチルトボンネット化を敢行。こうしたギミックはカーサービスヒロの得意分野でもある。

さらに、純正のホーシング&リーフスプリングという足回りを撤去し、NA型ロードスターのダブルウィッシュボーン一式をゴッソリと移植。これについては「ハコスカフェイスにしたら、リヤのキャンバーも付けたくなりまして(笑)」とはカーサービスヒロ代表の中村さん。

キット価格はリヤフェンダーの仕様で異なり、スタンダードなオーバーフェンダーを含むキットが41万8000円、ワークスフェンダーを含むキットが43万4500円となる。

なお、カーサービスヒロでは、現在オーバーフェンダー無しでハコスカスタイルを構築できるB110サニー&B120サニトラ用のキットを開発中とのこと。他の旧車同様にジワジワと価格高騰が進んでいるものの、2代目サニーはまだ手の届く範囲だ。遊び心溢れる旧車を求めるなら、こうした“飛び道具”に手を出してみるのも大いにアリだろう。

PHOTO:平野陽
●取材協力:カーサービスヒロ 東京都板橋区高島平2-3-2 TEL:03-6906-8950

【関連リンク】
カーサービスヒロ
http://www.cshiro.co.jp/

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