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楽しく遊べる“大人のスポーツ”を提案
独自の理論に基づく各部のアプローチは注目だ!
車種問わず、高い技術力を提供し続ける埼玉県の“アクティブ”。そんな老舗チューナーが手掛けた、初期型ロードスターのデモカーが今回の主役だ。
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「新規に購入した若い子や、再び乗り始めたカムバック組などで問い合わせが確実に増えている。やっぱり“らしさ”で言ったら初期型が一番で、アナログ制御のシンプルな構造だから何かやったらしっかりフィードバックがあるのが楽しいんだよね」とは市村代表。
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ベース車両は「チューニングを前提に考えるならこれがベスト」という排ガス規制前のNB2。方向性はサーキット走行会〜サンデーレース仕様だが、バランスの良いパフォーマンスの底上げにより人馬一体感を高めているのがポイントだ。
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まず足回りは、拘りのオリジナル車高調“モナコスペシャル”を軸にセットアップ。スプリングはエンドレスのXコイルでレートはフロント16kg/mm、リヤ14kg/mmだ。
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マナティ製の調整式ロアアームはアライメントの自由度を高めるために導入。その他、サスペンションに入力される負荷に対して、リニアに足を動かすことを目的にブッシュ類はフルピロ化済みだ。
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NB後期は純正でもボディ補強パーツが追加されているが、このマシンではさらに前後にオートエクゼのブレースを追加。駆動系のポイントは、オリジナルセッティングのクスコ機械式LSD(RS:2WAY)だ。
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ロールバーはキャロッセ製の2点式をベースに、ワンオフでAピラーからシートレール下を繋ぐレイアウトでサイドバーを追加。フロア下の補強パーツと合わせて、高い剛性を獲得している。
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ハードな走りを支える上で重要要素となるブレーキだが、軽量なナロー系なら純正サイズのキャリパー&ローター、ステンホース交換で十分。ローターはブレンボの純正交換タイプがコントロール性に優れるのでお勧めとのこと。
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太いタイヤや過剰なエアロに依存せず、メカニカルグリップで操る楽しさを楽しむのがアクティブ流。タイヤサイズは195/50R15で、ステージに応じてポテンザRE-71RSとアドバンA052を使い分けている。
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ナルディクラシックにスタック3連メーターなど、“大人のスポーツ”らしい渋いパーツチョイスでインテリアもセットアップ。サーキットを楽しむマシンでも、過度な軽量化や快適装備を維持するのがアクティブの拘りだ。
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BP-ZEエンジンは東名ポンカムに吸排気系の効率アップを図ったファインチューン仕様。徹底したメンテと適切な油脂類選択のおかげでトラブルは皆無だが、近く1950cc仕様のLINKフルコン制御仕様へとステップアップする予定というから期待してたい。
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美しい焼け色のタコ足は、RSガレージワタナベ製の等長チタン4-2-1タイプ。玉石混交状態の豊富なパーツから、本当に良いものを厳選している。この他、電動パワステ化も初期型にはお勧めのメニューだという。
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大容量タイプのラジエターやオイルクーラーの追加、ローテンプサーモへの交換など冷却系の強化やブリーザータンクの装着はサーキット走行でのマストアイテム。初期型では、ホースまで含めたリフレッシュチューンも有効だ。
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もちろん、デモ車はあくまでもチューンの一例に過ぎず「ベストな仕様はオーナーそれぞれ」というのが市村代表の考え。まずは現車の状況を確認しながら、腹を割ってじっくり相談してみるのが得策だ。
●アクティブ 埼玉県春日部市緑町1-8-16 TEL:048-738-7670
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アクティブ
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