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時を経て再び取り組む名車のブラッシュアップ
前後オーバーフェンダー化で迫力のワイドスタイル構築!
プレミアムカーを中心に多種多様なブランド展開が注目を集める“ヴァルド”。そして、オリジナルや時代背景に縛られることなく最新の息吹を旧車へ注ぎ込むエアロメーカーの“スピードフォルム”。
そんな名門ビルダー同士がタッグを組んで挑む旧車プロジェクト、その記念すべきファーストモデルがここで紹介するセリカXXだ。
フロントセクションには、両サイドにダクトを備えたバンパースポイラー(7万1500円)を投入。随所にエッジを効かせてボディとの一体感を高めつつ、フロントのオーバーフェンダーを覆うように両サイドをワイド化しているのが特徴だ。
迫力のスタイリングを実現するオーバーフェンダー(前後セット:7万7000円)も注目。前後バンパーとのコンビネーションにも拘った造形で、フロントは片側40mmワイドの設定。8.5Jのホイールを履きこなせる懐の深さを引き出した。一方のリヤは片側55mmワイドの設計で、10Jのディープリムを余裕でマッチングすることが可能だ。
撮影車両は、ボディ同色のFRP製フェンダーでワイド化されていたが、フロント&リヤのオーバーフェンダーには平織り(前後セット:10万100円)と綾織り(前後セット:11万円)のカーボンモデルもスタンバイ。カスタムの方向性に応じて選び分けることが可能だ。
ホイールは、ヴァルドが展開する旧車向けシリーズ『ヴァルドクラシックス』のオクトパスレーシングをセレクト。名称が表す8本スポークのディスクを、15インチのステップリムに組み合わせた深リムの2ピースモデルだ。
「こうした共同プロジェクトは、デザインの方向性や狙いのスタイルを事前に定めておくのがセオリーですけど、車両それぞれに“良いな”と感じる部分は異なるのでフリープラン。今回のセリカXXは、トヨタの旧車に思い入れが強いヴァルドが担当しました」とは、スピードフォルム代表の川内さん。
次なる開発車両は未定とのことだが、旧車乗りにとって目が離せないビッグプロジェクトであることは間違いない。今後の動向に注目だ。
●取材協力:スピードフォルム 大阪府羽曳野市郡戸46-10 TEL:072-930-1234/ヴァルド TEL:072-673-3000
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