「EG6シビックにK20Aを換装!」車重900kgのボディと2.0リッターVTECのコンビは強烈すぎる

900キロの軽量ボディに海外製キットでK20Aをスワップ!

後継の大排気量VTEC換装で大幅にポテンシャルアップ

FR車のエンジンスワップはレイアウトの自由度が高いこともあり多くのバリエーションが存在するが、ドライブシャフトの位置合わせなどが伴うFF車では、かなりレアな印象。

しかし、近年ではアメリカを始めとする海外チューナーがFF車用のエンジンスワップキットを開発&発売しており、かなり現実的になってきたのも事実だ。

ここで紹介するサーキット仕様のEG6は、そんなアメリカ製のキットを使ってDC5用のK20Aを搭載した1台。手掛けたのは関西屈指のパワーチューナー“ガレージ伊藤”だ。

なお、K20Aスワップキットはマウントブラケットなど一式のパーツが用意されているため、想像より遥かに手軽にエンジン換装ができたとのこと。エンジンハーネスはK20A用を使って引き直すことになる。

EXマニはガレージ伊藤のワンオフ等長タイプをインストール。実はキットにEXマニも付属していたが、あまりに作りが粗雑だっため奮発して製作したそうだ。

重量増加を嫌って、エキゾーストマフラーはSUS304ステンレスのフルストレートを製作。全開時のVTECサウンドは快感の一言だ。

ラジエターはK20A純正。EG6用に比べるとコア面積は倍近いが、ラジエター前方を塞ぐパーツもないので問題ない。

重要なECUは、DC5のワンメイクレース用に無限が供給していたレアなチューンドECUを採用。純正に対するパワーアップ率は高く、中古のK20Aエンジンでも240psを引き出してくれる。

ドライブシャフトはミッション側がDC5用、ハブ側がEG6用で合わされた強化品。この辺りのパーツも、マウントと一緒に販売されている。ちなみに、ウエスが巻き付けてあるのは温度が上がって膨張した際のグリス飛散を防止するためだ。

室内はドンガラのシングルシート仕様で、強固なサイドバー付きロールケージも装備。さらに、外販パーツをFRP製品に置き換えつつウインドウ類もフロント以外をアクリル化することで、車重は約900kgまで絞り込まれている。

足回りは、西日本のマイスターの多くが愛用するクラックスの車高調を軸にセットアップ。調整式アーム類も多数投入し、旋回性能重視の攻めたアライメントを導き出している。

搭載したK20Aは10万キロの中古エンジンだったそうだが、それでもB16C時代とは比べ物にならないほどの速さを手に入れた。ガレージ伊藤では、こうしたエンジンスワップも得意としているので、興味ある人は問い合わせてみてはいかがだろうか。

●取材協力:ガレージ伊藤 大阪府茨木市島3-3-20 TEL:072-637-8511

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