「これが初代レヴォーグの打倒WRX STIパッケージだ!」360馬力とCVTの組み合わせは快適すぎる

性能はブーストアップのVAB型にも負けていない!

大パワーをイージーに楽しむ痛快仕様の全て

適度なボディサイズのステーションワゴンとして未だ根強い人気を誇る初代レヴォーグ。搭載されているのは1.6LターボのFA16と、2.0LターボのFA20という2種類の直噴エンジンで、どちらもミッションはAT(CVT)のみの設定となっていた。

今回紹介するレヴォーグは、FA20エンジン搭載モデルをベースに、スバル車チューンの名門“AVOターボワールド”が「打倒WRX STI」を掲げて製作したチューンドだ。

その鍵を握るのが、独自のボルトオンターボキット(28万3250円)だ。タービン本体はギャレットT25系をベースにしたオリジナルスペックで、取材車両はCVTとのマッチングを考えて最高出力を360ps(ブースト1.3キロ)に抑えているが、風量的には400psも可能とのこと。

「レスポンスも抜群に良いので、VAB型のブーストアップ仕様とも互角以上に戦うことができますよ」とはAVOターボワールドの江角さん。

なお、このタービンキットはノーマルの燃料系に対応しているため、インジェクターおよびフューエルポンプはそのままでOK。もちろんECUセッティングは必要で、AVOターボワールドでは純正書き換えで対応する。ちなみに、タービン交換とECUチューンの予算は50万円〜が目安になるそうだ。

また、AVOターボワールドがFA20チューンにおいて重要視しているのが吸気系で、「とくにインタークーラー交換は効果的ですね。純正はインタークーラーの出口径が入口径よりも細いんです。高性能の大容量タイプに換えることで、吸気温度の低減に加えて圧力損失も抑えられるから、レスポンスが格段に高まりますよ」とのことだ。

先述の通り、レヴォーグのミッションはCVTのみの設定となるが、この無段階変速機構はターボ特有のトルク変動を吸収できるメリットを持つ。AVOターボワールドはその魅力を最大限に引き出すようECU側でプログラムを組み、低速域からの切れ味抜群の加速力を発揮させる。

新型へのバトンタッチで、さらに狙い目のチューニングベース車両となったVM型。値上がりを続ける人気スポーツモデルの中古車相場に嘆いている人は、初代レヴォーグを選択肢の一つに加えてみてはいかがだろうか。

●問い合わせ:AVOターボワールド 東京都昭島市武蔵野2-13-13 TEL:042-549-1296

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AVOターボワールド
http://www.avoturboworld.jp

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