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実用性重視のワゴンモデルにスポーツテイストを注入!
GTS-R以上の希少性で注目度も満点
GX71が火をつけた“ハイソカーブーム”に乗って1985年、4ドアセダン&ハードトップで登場したR31スカイライン。
同じ4ドアでもA/Cピラー傾斜角の違いによって全高はハードトップの方が低く、セダンには用意されなかったRB20DETがハードトップには搭載されるなど、セダン=ラグジュアリー、ハードトップ=スポーティという性格付けがなされていた。
一方、バンだけでなくステーションワゴンがラインナップされていたのもR31の特徴で、セダン同様、ラグジュアリー志向でまとめられていた。その角張ったスタイリングと希少性から、「R31は絶対にワゴン!」という熱狂的なマニアも存在するという。そんなレアなR31ワゴンをベースとしたチューンドを製作したのが、お馴染みの“R31ハウス”だ。
エンジンはRB25DETをスワップ。ヘッドガスケットを東名メタル1.2mm厚に交換。排気効率とサウンドに拘りまくったR31ハウスオリジナルのEXマニとTO4Eタービンを組み合わせた仕様になる。
燃料系はポンプとレギュレーターがニスモ製に交換され、エアフロを残したままトラストのサブコン“eマネージ”でセッティング。これで330ccのノーマルインジェクター容量を使い切り、最大ブースト圧1.0キロで400psという、高回転域でのパワーと伸びを重視した仕上がりを見せる。
ちなみに、R31ハウスのEXマニはRB20/25DET用(手前/HCR32にも装着可)、RB20ET用(奥)の他、オーテックバージョン用もラインナップされる。
フロントサスは、かつてR31オリジナルとして発売されていたシルクロードベースの車高調が組まれる。リヤはKYBダンパーにR31ハウスオリジナルスプリングの組み合わせ。また、ブレーキはフロントキャリパー&ローターにR32用を流用している。リヤブレーキはドラム式だ。
室内はステアリングコラムの上にデフィブースト計を、タコメーターの前にブリッツSBC-iDをセット。赤いレザーのステアリングはイタリアのビクトリア製だ。
エクステリアは、前後フェンダーを10mmずつ叩き出して、9Jプラス11のボルクレーシングGT-Nに、245/40R18サイズのヨコハマSドライブを装着。
フロントリップ、サイドステップ、リヤアンダーはR31ハウスオリジナル。ボディカラーはミッドナイトパープルへのオールペンが施された。ゴールドのホイールを組み合わせることで、スポーティな雰囲気を漂わせている。
2ドアモデル、4ドア、ワゴンと自分に合ったモデルを選択して遊べるクルマは、80年代マシンではR31くらいなもの。そのR31を知り尽くした専門店の技が光るハイレベルなチューンドだ。
●問い合わせ:SHIBATA R31HOUSE 岐阜県加茂郡坂祝町黒岩1081 TEL:0574-28-0899
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SHIBATA R31HOUSE
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