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AIT東莞2023国際改造車・カスタマイズサービス博覧会に潜入!
香港やマカオなどにも近い華南地区の広州・東莞市で開催された『オールインチューニング(AIT)2023』。
東京オートサロンが特別サポートするこのイベントは、2012年から中国で開催されている国際自動車カスタマイズ及びチューニング展覧会で、今年からは上海と2ヵ所での開催となり規模を拡大している。
そんなイベントに足を運んでみてまず感じたのは、次世代エネルギー車の隆盛だ。国を挙げた政策によって電気自動車の普及が急速に進む中国では、街中を走るガソリン車と電気自動車の比率は6:4くらいの印象。
その勢いはカスタムシーンにも及んでいて、AIT会場でもメインのポジションに電気自動車を展示する出展ブースが多く、テスラやBYDなどのチューニング&ドレスアップが着実に進んでいることを感じさせられた。そして、コロナ禍を経て中国でもアウトドアブームが到来しているそうで、アウトドア系の展示もかなりの比率を占めていた。今回は、そんなAITのイベントレポートをお届けしよう。
外会場ではドリフト走行やパワーチェック大会も
日本からゲストドライバーとしてD1GPドライバーの川畑真人選手が参加。現地ドライバーの夏 昌浩選手、女性ドライバーの高璇選手とともにデモランや同乗走行などを行った。ちなみに、夏選手のフェラーリ・カリフォルニアは488のエンジンを換装したドリフト仕様。ドライカーボン製のオリジナルエアロだけでも1500万円だとか。
屋外会場のユーザーミーティングを見ていると若いオーナーが多く、ドリフトデモランやパワーチェック大会などに歓声をあげていた。ちなみに、電気自動車のカスタムカーも多く参加している一方で、旧車の輸入や所持は難しい規制が行なわれているらしく、古いクルマの姿は減少傾向にあるようだ。
規制緩和で外装カスタム人気上昇中!?
中国ではこれまで登録上のボディカラーから変更するのは違反だったが、ここ最近は申請すればOKという制度ができたそうで、ラッピング車両の姿が多く見られた。また、ラッピングやコーティングに関する出展ブースも賑わいを見せていた。
日本のパーツメーカーも多数出展
トムス、HKS、テイン、エンドレス、カーメイト、DADといった日本の有名パーツメーカーもブース出展。
テインブースではテスラ、ZEEKR、BYDといった電気自動車を前面に押し出しての展示を行なっていた。
レプリカマシンや痛車の姿も
HKSやスプーンなどの日本ブランドのデモカールックや、日本のアニメキャラをあしらった痛車も多かった。
イベント概要
開催期間:2023年10月13日~15日
展示会面積:合計50000㎡
展示車両数:1007台
出展社:合計133ブランド
来場者数:34978人