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オリジナルのドライカーボンエアロは総額1500万円!?
中国の人気ドライバー夏選手が駆るドリ車仕様のカリフォルニア!
マカオや香港にも近い中国広東省で開催された『オールインチューニング2023』のデモラン会場で、甲高い咆哮を響かせながら華麗なドリフト走行を披露していたこのマシン。日本で開催されているフォーミュラDジャパンなどにも参戦する中国人ドライバー“夏 昌浩”選手が駆るフェラーリ・カリフォルニアだ。
エンジンは最近のドリ車にありがちな2JZ換装などではなく、フェラーリ488に搭載される4.0LのV8ツインターボユニットを搭載。本体内部はノーマルのままだが、SABER製インタークーラーなどの補機類を装備。モーテックでセッティングを行い、現在は800psほどを発揮する仕様だという。
外装はオリジナルのドライカーボンエアロでワイドボディ化。価格はエアロパーツだけで1500万円というから恐れ入る。
足回りはStサスペンションの車高調でセットアップし、ブレーキも前後にウィルウッド製キャリパーシステムを導入して強化。タイヤはデモランということで様々な銘柄を履いていたが、主にサイルン製を愛用しているようだった。
今回のイベントでは夏選手率いる『Sride Racing』がシルビア(S15)と180SX(RPS13)も用意し、日本からゲストドライバーとして来場した川畑真人選手、中国で活躍する女性ドライバーの高璇選手とともにデモランを行ない観客を沸かせた。しかも川畑選手の乗る180SXは、中国では手に入りにくい右ハンドル仕様をわざわざ用意したそうだ。
元々、川畑選手のファンだったという夏選手は、かつて日本のD1GPで活躍していたトラストのR35GT-Rを中国で走らせているそうで「川畑選手と一緒に走ることができて、とても光栄です!」と嬉しそうに語ってくれた。