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サーキット走行から家族サービスまで完全対応
モーテック制御なら安心して4スロチューンが楽しめる!
このアルテッツァのオーナーである堀江さんは、いわゆるリターン組だ。生活環境の変化でしばらくクルマ遊びを封印していたものの、経済的に余裕が生まれたタイミングでチューニング熱が再発。そして、手ごろな価格で遊べるFR+MT車ということでアルテッツァを購入したそうだ。
ただし、堀江さんはかつてBNR32や5バルブ仕様のAE86などを乗り回していた生粋の走り屋。面白味のない3S-GEエンジンに耐えられなくなりチューニングを決意。
「通勤から家族でのドライブ、さらにサーキット走行までオールマイティに楽しめる快速仕様にしたい」と“テックアート”に相談したところ、提案されたのが、4連スロットル化+モーテック制御というプランだったという。
4連スロットル化にあたっては、岐阜県の『モーターフィックス』が販売する3S-GE用4連スロットルアダプター(7万円)にAE111純正スロットルボディをドッキングするスマートな方法を採用。スロットル先端にはテックアートの大容量カールファンネルを装着し、メカニカル度を高めている。
エンジン本体はノーマルだが、パワーフィールに大きな影響を及ぼすEXマニはフジツボのスーパーEXベーシックバージョンへとスイッチ。パイプ径45φ→60.5φの4-1レイアウトで、採用排気効率を高めつつ4連スロットルとの組み合わせで抜群のレスポンスを生み出す。
通勤にも使う車両のため、エキゾーストマフラーにはノーマル+αの落ち着いたサウンドが特徴のHKSサイレントハイパワーをチョイスする。
中核を成す“頭脳”と呼べるECUは、フルコンの代名詞であるモーテックm800が担当。燃調、点火時期の他、燃料ポンプの稼働率なども綿密にフルコントロールする。
足回りは、アラゴスタベースのテックアートオリジナル『テックダンパー』でセットアップ。そこにテインのEDFCを組み込んで、減衰力を車内からコントロールできるように改造している。
室内はシンプル&クリーンなメイキングだ。ドライビングポジションは、ブリッドのガイアスIIとナルディクラシックで最適化済み。
「とにかく吸気音が気持ち良いですし、レスポンスも抜群! 通勤からサーキット走行まで楽しんでいますが、本当に乗りやすくて大満足! あと、4スロ仕様にして大好きなドリキン土屋さんに少し近づけた気分です(笑) そのくらい土屋さんの大ファンで、ヘルメットもご本人の了承を得て製作した公認レプリカ仕様なんです」と笑顔で語ってくれた堀江さん。
エクステリアはTRDグリルをインストールした程度の落ち着いたルックスとしつつも、ひとたびアクセルを踏み込めば胸のすく加速力を見せつけてくれる極上のパフォーマンス。まさに“羊の皮を被った狼”だ。
●取材協力:テックアート 埼玉県八潮市浮塚54-1 TEL:048-994-2081
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テックアート
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