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富士スピードウェイに歴代GT-Rが集結!
2023年10月29日、GT-R専門誌である「GT-Rマガジン」主催のイベント「R'sミーティング2023」が開催された。国内最大のGT-R専門イベントということで、日本全国からGT-Rオーナーが集結。往年のショップデモカーからドリ車まで、個性溢れるユーザーチューンドをピックアップして紹介していく。
“小野ビット隊”企画に登場したBNR32を発見!
シングルワイパー化や強固なロールケージ、グループAミラー、アブフラッグ製フロントリップ…と、王道パーツをセンス良く組み合わせたBNR32の登場だ。
リヤバンパーは凄まじい焼けっぷりが本気度を物語る。残念ながらオーナーを見つけることは出来なかったが、このBNR32はかつてOPTION本誌の『小野ビット隊が行く!』企画に登場し、見事にオーバー300km/hを達成したチューンドそのものだったりする。
サイド出しマフラーでR32グループAスタイルを完成!
ボルクレーシングTE37SLにナンカンNS-2Rの285/35R18サイズという大径&ワイドなタイヤをセットし、グループAマシンのような雰囲気を演出しているBNR32。グループAミラーはある意味、令和の定番装備となっているが、サイド出しのマフラーまで備えている個体は珍しい。
数十台のみ生産された希少なトミーカイラR33
公式データが存在しないが、生産台数50台未満とされるR33型のトミーカイラRも発見。この個体は前期型がベースで、トミーカイラオリジナルのエアロやカーボンパーツを組み合わせることでコンプリートカーらしい雰囲気を放つ。機関系もトミーカイラオリジナルの大風量タービンとECUリセッティングにより400psオーバーを実現。見た目の迫力に負けない走りを叶えたモデルだ。
BNR34ベースのドリ車を発見!
ER34をベースにGT-Rルックで仕立てられたドリフトマシンは多いが、この個体は正真正銘のBNR34をベースにしたドリ車。元々はER34でドリフトを楽しんでいたオーナーが、知人から譲り受けたという個体だ。
購入から間もないこともあって、現状は入手したままの状態。すでに数回サーキットに繰り出しているそうだが、心臓部のRB26DETTは純正でも十分パワフルなため、とくに不満はないそうだ。
フロントのドライブシャフトを撤去することで完全FR化し、ワンオフのショートナックル&延長ロアアーム(C34ローレル4WDモデル純正を40mm延長)で切れ角をアップ。シルビア用のスキッドレーシング調整式テンションロッドも備え、フロントのネガティブキャンバー角は8度に設定している。
ドリフト用として進化を続けるグリーンのBNR34。今後は機械式LSDなどに手を入れながら、戦闘力を高めていくという。貴重なベース車両のため動態保存に入るオーナーが多い中、そんなことはお構いなしで走ってイジる。その心意気には感服だ。
●取材イベント:R’s Meeting 2023