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チューニングとカーボンニュートラルの二方向を極める!
チューニング界の未来まで見据えた多彩な出展車両
チューニング業界のリーディングカンパニーとして君臨する“HKS”。例年、多くの注目を集める同社の東京オートサロン出展車両がついに明らかになった。
まず1台目は、デリバリーされたばかりのGT-Rニスモ(2024年モデル)。2024年モデルに関しては多くのメーカーやショップがライトなメイキングに留めている中、HKSはタイムアタックで活躍した「HKS R35 GT1000+」のストリートバージョンをコンセプトに、2024年モデルに対応する最新チューニングパーツでエンジン本体やタービン、吸排気系やサスペンションなどトータルでチューニングを施すという。
GR86も見逃せない。筑波サーキット最速を誇る「HKS Racing Performer GR86」の構成をそのままに、サーキット走行を楽しむことを想定したパッケージでチューニング。開発中のボルトオンターボキットを始め、タイムアタックで培ったノウハウをそのまま落とし込み、筑波1分切りを可能とする戦闘力を与えていく。
そしてもう一台。ある意味、この車両こそが東京オートサロン2024のHKSブースで最大の“目玉”になるかもしれない。ハイエースをベースにした「HKS e-ハイエース マルチエナジーコンセプト」である。
来るべきカーボンニュートラル社会に向けて、「液体」「気体」「電気」それぞれのCN燃料が動力源となる「マルチエナジー」をコンセプトに、ハイエースで独自のコンバージョンHVを実現してみせたのだ。
既存のエンジンを独立した発電システムに変更し、完全なモーター駆動とする「シリーズハイブリッド」を具現化。燃料タンクに加えてバッテリーを車両中央床下に、CNGタンクを車両後方床下にそれぞれ搭載することで、様々な動力源に対応する。
最後に紹介するのは、レクサスのLMをベースにした「LEXUS LM e-ドライビング コンセプト」。
「素に戻れるクルマ」をテーマに製作されたモデルで、車内にドライビングシミュレーター「DRiVe-X」を設置。さらに、レクサスLMの高性能な電子制御アブソーバーを活かす「HKSハイトダウンスプリング」と「パフォーマンスダンパー(※パフォーマンスダンパーはヤマハ発動機株式会社の登録商標です)」で武装。ドライビングを愛するオーナーの拘りに応える快適性、走行性、スタイリングを兼えた車両に仕立てられているのだ。
チューニング界を牽引するHKSらしい充実の出展内容。業界の最先端をその目に焼き付けたいならば、HKSブースは必ず訪れるべきだ。
●取材協力:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235
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