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アタック筑波2024に向けてアップデートを敢行!
1分10秒切りを目指して大胆な空力チューンを実施
Attack筑波に新設されたジムニーSLクラス。その仕掛け人でもある“レインボーオート”は、2023年シーズン以上のタイムを確実なものとするために、マシンのアップデートを重ねている。
まず大本命となるのが、昨年のアタックで1分14秒949というタイムをマークしたJB23。当日はクリアラップが取れない状況だったため、このジムニーの真の実力はまだまだ先にある。そんな中、2024年の目標としてレインボーオートの横尾代表が掲げているのが「1分10秒切り」というタイムだ。
エンジンは、モンスターの強化部品を組み込んだK6Aユニット(排気量ノーマルのまま)に、オリジナルのTD350ターボやワンオフのサージタンクをセットしたスペシャル。最大ブースト圧は2.0キロで、180psもの出力を発生させる仕様だ。拡大されたインタークーラーとオイルクーラーが今シーズンの変更点となる。
2024年シーズンに向けた最大のモディファイポイントは、ずばり空力パーツだ。テイクオフ製カプチーノ用エアロバンパーをベースに、全長を大きく伸ばしたハイダウンフォース仕様を製作。スーパーラップマシンらしいエアロフォルムへと進化したのだ。
もう一台のJB64も大幅なアップデートを実施。本番に向けて、R06Aエンジンは新規で製作。腰下はノーマルながら、レインボーオートの強化メタルヘッドガスケットをセット。ヘッドも燃焼室と吸排気ポートなどに独自の加工が施されている。ワンオフサージタンクやRHF3タービンに変わりはないが、細かな仕様変更によって最高出力は130ps(以前は120ps)にまで高まった。
このJB64のターゲットタイムは自己ベスト(筑波1分17秒7)の更新はもちろん、JB64W初の1分15秒切りを達成することだ。
「現状の戦闘力としては、パワーに勝るJB23が筑波タイムアタックでは有利。今後は空力がタイムアップの鍵になりそうな予感です。対して、JB64は圧倒的に向上しているボディ剛性が強みなので、ミニサーキットをメインにさらにパフォーマンスを向上させていくつもりです」と熱く語る横尾代表。
ジムニー=オフロードという固定概念を覆し、新しいクルマ遊びを提案し続けるレインボーオート。異彩チューナーの動向が気になる近県のチューニングフリークは、一度遊びに行ってみていかがだろうか。きっと価値観が変わるはずだ。
●取材協力:レインボーオート 千葉県柏市酒井根688-2 TEL:04-7176-8207
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