目次
フルレストア&補強済みのボディにVTECを換装!
美しさも追求した旧車ショップ渾身のTE27レトロフィット仕様
“ニイナナ”の相性で親しまれる初代カローラレビン(TE27型)に、F20Cエンジンを搭載した異色チューンドの登場だ。製作したのは、兵庫県の“プロショップ・ナカガワ”。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5081-1024x640.jpg)
エンジンルームに違和感なく搭載されたS2000のF20Cユニット。本体はノーマルながら9000rpm常用の性能は、当時のレース用エンジンを凌ぐ事は言うまでもない。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5140-1024x682.jpg)
マネージメントはモーテックのM4によるものだ。エンジンルーム内の不要なステーなどは取り除き、ハーネスも極力見えないようにレイアウト、いわゆる“ワイヤータック”を敢行しているのだ。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5088-683x1024.jpg)
EXマニは戸田レーシング製の4-2-1等長タイプを装備。排気効率を飛躍させる最強パーツを贅沢に投入している。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5100-1024x679.jpg)
4連スロットルも戸田レーシング製のスポーツインジェクションキットを採用。カールファンネルは、見た目のアクセントとしても美しいカーボン製としている。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5104-1024x682.jpg)
レイアウトの関係でクラッチマスターにはホンダ用を、ブレーキマスターには日産用をそれぞれ流用している。完全サーキットスペックと考え、マスターバックは撤去済みだ。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5107-1024x682.jpg)
冷却系チューンも抜かりはなく、アルミラジエターとアールズのオイルクーラーをコアサポートに並べて配置。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5129-1024x682.jpg)
室内は完全にレーシング仕様。ダッシュボードはアルミパネルにシボ塗装で製作したワンオフで、メーターパネルはS2000用のデジタルメーターをそのまま埋め込む。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5129-1024x682.jpg)
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5134-1024x682.jpg)
3本留めのステアリングはフォーミュラ用、クイックリリースボスもフォーミュラ用を入手してステアリングシャフトに組み込んでいる。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/Te_BW0R5153-1024x682.jpg)
ノーマルボディにF20Cを搭載して走らせたところ、剛性が全く足りていないことを実感。そこで、レストアと同時にスポット増し+フル溶接留めロールケージなどを敢行。強靭なボディを作り上げた。ちなみに、IMSAのシートは当時からの保管品で程度極上。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5161-1024x682.jpg)
元々リーフリジッドのリヤサスペンションは、ホーシングの上下アームを等長化した5リンク式のコイルオーバーに変更済みだ。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5203-1024x682.jpg)
ホイールは前後ともに14インチのSSRメッシュで、タイヤはサーキット仕様ということでレース用のスリックを装備。ブレーキには、14インチが履ける対向キャリパーということで、FC3S純正を流用している。
![](https://motor-fan.jp/weboption/wp-content/uploads/sites/3/2024/01/TE_BW0R5192-1024x640.jpg)
取材時はまだ完成直後だったため、本領発揮とは行かなかったが、それでも軽量ボディと弾けるように吹け上がるVTECのコンビは強烈。潜在的な戦闘力は、間違いなく格上の現行スポーツモデルを撃墜できるレベルだ。
●取材協力:プロショップナカガワ 兵庫県姫路市余部区下余部1239 TEL:079-272-3883
記事が選択されていません【関連リンク】
プロショップナカガワ
https://more-drive.jp/