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ファイナルギヤ変更でノーマルから激変！
ステージを選ばない速さが魅力のオールラウンダー
「仕事への通勤にも使えて、サーキットでも不足ない仕様」というコンセプトの元、宮城県の名門チューナー“プロショップ・スクリーン”でコツコツとチューニングを進めているオーナー車両の登場だ。
エクステリアはオーナーが一目惚れしたというイングスのNスペックでフル武装。リヤのGTウイングも同社のZパワーウイングをセレクトしている。
VQ37VHRエンジンは吸排気パーツを中心に強化。エアクリーナーやサクションパイプ、EXマニ、エンドマフラーなどを全てHKS製に変更した350ps仕様だ。あくまでも「NAのままで」というのがオーナーの拘りなのである。
HKSのスーパーサウンドマスターの右側に確認できるコアはHPIのデフオイルクーラーだ。なお、Z34チューニングで最も効果を体感したのがファイナルギヤの交換だったそうで、3.6から3.9に変更したことにより、ホームコースであるスポーツランドSUGOでのタイムアップに繋がったとか。
車高調はHKSのハイパーマックスで、D2ジャパンのキャリパーキットを組み込む。ホイールは今年に入ってから19インチ化するために新調。銘柄はアドバンレーシングGT(10.5J×19)だ。タイヤはポテンザのRE-71R(275/35-19)をセットしている。
インテリアは基本的にノーマルのままだが、ドライバーズポジションを最適化するためにシートはセミバケに変更。2脚ともヒーター付きのレカロスポーツスターだ。
ヘッドライトは一度“殻割り”した上で内部のハウジングをブラックで塗装。ボンネットはトップシークレットのカーボンモデルだが、統一感を求めてあえてボディ同色にペイントしている。
このチューンドを高速周回路で走らせたターザン山田は「足回りや空力など、チューニングの方向性はサーキットだよね。ファイナルも加速重視になっているから最高速には不向きなんだけど、このZ34の良さは中間加速。吹け上がりが鋭くて200km/hまでの加速フィールがとにかく気持ち良いんだよ。次回はサーキットで乗ってみたい！」と評価。
正式記録は250.37km/h。サーキット仕様として考えれば十分すぎる結果だろう。オーナーは本格的なエンジンチューニングも検討しているとのことなので、さらなる進化に期待したい。
●取材協力：プロショップ・スクリーン 宮城県富谷市成田9-1-17 TEL：022-348-3761
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