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マニュアル超えのダッシュも夢じゃない!
約50万円で完成する戦闘力アップ術
軽自動車からコンパクトカーまで多彩な車種のチューニングで知られる“ハーフウェイ”。そんな同社が新たに開発したメニューが、ダイハツ車のCVTを強化する「大容量CVTキット」だ。
このメニューは、重要なトルクコンバーターと油圧ポンプを軽自動車よりも容量のある小型車用に入れ替えるというもの。
寸法が同じで、そのまま置き換え可能なトルクコンバーターと油圧ポンプの組み合わせは複数存在する。しかし、トルクコンバーターのストール比とエンジンの相性問題はかなりシビアで、ダイハツの軽自動車エンジンに最適な組み合わせを見つけるまでは、それこそトライ&エラーの連続だったという。
次の問題はCVTの制御。ハーフウェイが強化したCVTは、元々1.0Lエンジンのキャパシティにマッチするよう設計されているものがベースで、軽自動車エンジンには完全なオーバースペック。そのため、リセッティングが必須となるのだ。
「容量を上げたコンバーターを回すのは負担が大きく、エンジンパワーも食われる。だから、純正のECUセッティングではノーマルより遅くなってしまうんです。CVT制御の見直しはこれまで手掛けたことはありませんでしたが、長年エンジン制御を煮詰めてきた経験が役立ちました」とハーフウェイ林さん。
価格はCVT交換メニューが38万5000円〜で、制御を司るスポーツECUが11万円。制御に関してはオーナーの好みに合わせて細かくセッティングすることも可能とのこと。容量アップのみならず、自分好みのフィーリングを追求できる点も魅力というわけだ。
●取材協力:ハーフウェイ 兵庫県神戸市西区見津が丘4-9-6 TEL:078-998-2223
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