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RX-7に欧州スーパースポーツのエッセンスを注入
グラマラスなボディラインを活かした和製スーパーカー!
D1グランプリと双璧をなす競技ドリフトの最高峰「フォーミュラDジャパン」で、マッド・マイクが駆るFD3S改4ローターターボ仕様の開発&メンテナンスを一手に引き受ける“TCPマジック”。
そんな同社が、2年の歳月を費やして2013年に完成させた夢のRX-7が今回の主役だ。モチーフは、フェラーリのサーキット専用車である599XX。そう、FD3Sのボディで欧州スーパースポーツのエクステリアを表現したのだ。
繊細かつシャープなラインで構成されたフロントセクションは、FD3Sのアイデンティティを残しつつ、究極のワイド&ローフォルムを求めて製作。そのシルエットは、まるでメーカーが開発したニューモデルのような超クオリティを誇る。
フェンダーは片側90mmのワイド仕様となる。よりホイールを大きく見せるためにタイヤハウスを絞り込み、ドア部まで延長させることなくバッサリと落とし込んだところが特徴的だ。フェンダー後部には、タイヤハウス内の乱流を排出するためのダクトも設けられている。
オリジナルのカーボンハッチをベースに、大胆なアレンジが加えられたリヤセクション。プレスラインが加えられたルーフの造形に合わせて追加パーツを製作し、ミッドシップスポーツのような雰囲気を演出。その結果、スーパーカーらしい伸びやかなフォルムを手に入れている。
丸型1灯のLEDテールランプやテールゲート一体のダックテールスポイラー、そしてバイク用ミラーなど、各部のパーツチョイスや仕上げも拘りを感じるポイントだ。
室内は純正をキープしているが、メーターパネルはフェラーリを意識してタコメーターのみイエローでアレンジ。さらに、パネル類は全てカーボン製に変更されている。
FD3Sの持つ流麗なフォルムを活かしながら大胆果敢にチャレンジした超大作、その魅力は月日が何年経とうとも決して色褪せることはない。それどころか、輝きは増すばかりだ。
●取材協力:TCPマジック 兵庫県西宮市山口町船坂119-2 TEL:078-903-3422
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TCPマジック
http://www.tcp-magic.com/