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爆発的な加速力を見せる究極の7A-Gターボ490馬力仕様
ストリートを快適に速く、そして楽しく!
日本屈指のAE86チューニングショップとして知られる“テックアート”。そんな同店が手掛けた究極系のAE86ストリートスペックが今回のターゲットだ。
ベースモデルは限定400台、AE86トレノ唯一の特別仕様車として有名な『ブラックリミテッド』だ。専用のゴールドステッカーやストライプラインを残しつつ、テックアートのオリジナルエアロパーツを中心にエクステリアを締め上げている。
心臓部に与えたエンジンは、4A-Gと同系譜である7A-FEのシリンダーブロックに、20バルブヘッドを組み合わせた4A-G改の最強スペック、いわゆる7A-G仕様だ。エンジン内部にもきっちりと手が入り、亀有82φピストンにテックアートオリジナルのコンロッド&クランクを組み合わせて、総排気量を1805ccまで高めている。制御はモーテックM48が担う。
そんな強心臓にギャレットのGTX2867Rタービンをセットアップ。コンパクトなサイズだが、至宝の7A-Gユニットと組み合わさることでブースト1.5キロ時に490psもの出力を発揮する。
インタークーラーはブリッツの他車種用キットを加工して流用。その他、オイルクーラーはトラストの16段、ラジエターはテックアートオリジナルをチョイス。これでエアコンも快適に稼働し、街乗りでも水温&油温ともに問題なしだ。
ヒートグラデーションが美しいエキゾーストマフラーは、テックアートとフジツボのコラボレーションで誕生したハイパフォーマンスマフラーBGテールバージョン。排気効率と静音性を徹底追及したJASMA認定モデルだ。
CBY製のオーバーフェンダー内に収まるホイールは、ワークマイスターCR01(F8.5J-10 R8.5J-40)。タイヤにはディレッツアZIIIを組み合わせる。
一方の足回りは、アラゴスタベースのテックアートオリジナル車高調(F6kg/mm R4kg/mm)を軸にセットアップ。リヤサスはリジッド式でキャンバー角を調整できないため、フロントに大きくネガティブキャンバーを付けて、各部のセッティングを煮つめている。LSDはTRD製だ。
ブレーキはフロントにエンドレスの4ポットキャリパーシステムを奢り、リヤにはオリジナルのビッグサイズローターを投入。大幅なパワー増強に合わせて、ストッピングパワーも高めているのだ。
テールレンズは社外品を使ってリフレッシュ。低年式の車両は、樹脂パーツを見直すことで見違えるほどシルエットがシャープになる。
ブラックとレッドでコーディネイトされたインテリアはコンディションも良好。ステアリングはMOMOのドリフティング。追加メーターはデフィ製(タコ、水温、油温、油圧、ブースト)で統一している。エアコン&オーディオ付きなので街乗りも苦にならない。
「エアコン付きだし、馬力はありますけど、運転に気を使わなくて済むように各部をセッティングしています。シチュエーションを問わず、オールマイティに楽しめますよ」とはテックアートの鎌田さん。ハチロクを知り尽くしたマイスターによる最強公道スペック、ハンパではない。
●取材協力:テックアート 埼玉県八潮市浮塚54-1 TEL:048-994-2081
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