目次
20Bツインターボを搭載するレフトハンダー!
カーボンボディのGReddyファイナル見参
全身をカーボンで覆い尽くしたRE雨宮AC037ボディキット仕様のFD3S。エアロパーツのみのカーボン化なら分かるが、ルーフやドアパネルなど全ての部位にウエットカーボンを張り巡らすことで、圧倒的な存在感を演出しているのだから恐れ入る。
エアロパーツは、フロントが2003年の東京オートサロンで発表したRE雨宮グレッディファイナルと同一のキットを装備。リヤは、AC987キットのカーボンバージョンを組み合わせている。
メカニカルパートも凄まじい。海外からのオーダーで制作したこともあり、ベースマシンは左ハンドルの逆輸入仕様なのだが、そのチューニングレベルたるや完全なるアルティメイトクラス。パワーユニットは13B-REWではなく、サイドポート拡大加工が施された3ローターの20B-REWへとスイッチ。
換装にあたっては、13B基準で前方に60mm、後方に100mmという位置関係でマウント。前後重量配分を考慮し、可能な限りフロントミッド化しているのだ。
オリジナルEXマニを介して装着されたTD06-25Gツインターボがフルチューンを物語る。ウエストゲートもツイン仕様だ。F-CON Vプロによる綿密なマネージメントにより、最高出力は700psオーバーを軽々と達成している。
左ハンドル仕様のインテリアはカーボン&レッドでシンプルにまとめあげられている。ダッシュボードやドア内張り、そしてルーフには高級素材のアルカンターラを張り込んで高級感を演出。個性的なステアリングはMOMOのTREXだ。
ホイールは20インチのAVSモデルT5(F8.5J+40 R10J+30)で、タイヤはアドバンスポーツ(F245/30-20 R285/25-20)を組み合わせる。ブレーキはフロントがレーシングブレンボ、リヤは純正キャリパーにRE雨宮オリジナルのキャリパーカバーを被せている。
完成後、このFD3SはRE雨宮をリスペクトする外国人オーナーの愛機になったという。その気になって踏めば即300km/hを超えるほどのポテンシャルを有するフルチューンスペックだけに、オーナーの免許証が少し心配になった次第だ。
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007
【関連リンク】
RE雨宮
http://www.re-amemiya.co.jp/